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2011-07-25(Mon)

尾瀬紀行(42)尾瀬ヶ原 「三条の滝」

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 尾瀬紀行(42)尾瀬ヶ原 「三条の滝」  ,





写真;豪快に流れ落ちる「三条の滝」



1キロほど進んで三条ケ滝と平滑の滝との分岐点に達した。 
三条ケ滝まであと200メートル」と案内書きがあった。。

まだ急な坂が続くのかと思ったが、そこから先はたいした坂ではなかった。 
既にゴーゴーと滝の落下音が聞こえていて、間もなく木々の間からも滝が見えだした。 
更に、木の梯子や手すりを伝ってようようにして展望台に達した。 

展望台からは木々の木陰になって全容は見にくいが、雪解けで大量に水を落下させているその迫力は相当なものである。 
轟音、爆音、岩上から吹き出る白水、飛び散るしぶき、水煙に映る虹の色、迫力満点の光景である。

御池からここまで2時間半から3時間のウォーキングで、途中の休憩を考えても3時間から3時間半程度は掛かるだろうか。
(近年、旧展望台の下に新展望台が設置され、かなり近くまで寄れるようになったため、障害物がなく滝の全容を見る事ができるようになったらしい。 ここへ立つには殆どがハシゴと頑丈な木製階段で降りなければならないらしいが、滝の迫力はものすごく、風向きによっては飛沫(しぶき)も飛んできそうなところだという。 従って、絶好の撮影ポイントの一角だけなので、時期によっては順番待ちの状態という)



温泉小屋への分岐を過ぎ、平滑ノ滝の展望台の先の小沢を使って只見川の本流に下る。
水流沿いに下れない所は横の斜面の茂みを潜ることになる。

お陰で体はびしょ濡れとなったものの、 危険な場所もなく、只見川の本流に出る。
かなり増水しているようで、水も少し濁り、激流がほとばしってくる。

ここからは上流に向かって水際をへつって行く。
深い徒渉はないが、それでも直ぐ傍を激流が流れているので、けっこう緊張感はある。
巻く場所にはかすかに踏み跡らしきものもあり、たまには人が来ているようだ。

20分ほどで滝の最下部に着く。
既に、大きな滝音がゴーゴーと響き渡っていてとなっており、その上の滑の部分は見えないが、この滝だけでも十分な迫力がある。
湧き返るような水勢の凄さには圧倒されそう。

雨の中レンズを拭き拭き何とか写真はものにできた。
これはからっと晴れた日にぜひもう一度見てみたい眺めではある。



福島県「三条の滝」は、水量の多さでは日本一といわれている尾瀬沼と尾瀬ケ原全水系を集めた只見川本流に架かる豪瀑である。 
日光の華厳の滝よりも一段と規模も大きく勇壮であろう。

落差も申し分なく、水量の多さは日本の滝の中ではトップクラスで、周辺の景観も抜群ときてる。 
この滝を滝壺から眺めることが出来れば、さぞ大迫力であろうと、誰もが思われるのではなかろうか。

三条の滝(さんじょうのたき)とは、尾瀬を源流とし、尾瀬ヶ原から流れ落ちる只見川の上流にある滝である。 
水量が減ってくると三筋に分かれるのが名前の由来とされるが・・?、
この現象は秋の渇水期の一時期にしか起こらないらしく、現在(5月上旬)の雪解けで推量の多い時期は見ることができない。 
尤も、このほうが迫力があって断然見る甲斐があろうというものだ。 


滝は、日本の滝百選に定められているという。
落差100m、幅30m(時期のよって異なり諸説あり)の直瀑で規模としては日本最大級で、雪解けの水量の多いときは豪快な景色を見る事ができるのである。

アプローチとしては、御池から燧裏林道を経由するコース、小沢平から只見川を遡るコースや「鳩待峠」から尾瀬ヶ原を経由するコース、大清水から三平峠、尾瀬沼を経由するコース等様々である。

何れのルートも長丁場で、また、途中危険な箇所もあるのでハイキング気分の安易な遡行は避けたほうがよいかもしれない。

また、少し上流には、毛色の違う平滑の滝があり、こちらもまた、別の意味で見ごたえがあり、尾瀬ヶ原からのコースから比較的近くなので手軽に見る事ができる。


次回、「平滑の滝




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