2009-04-17(Fri)

西丹沢・大室山(Ⅰ)

「登山、丹沢山塊、西丹沢・大室山」
「西丹沢の大室山は登山対象としての人気は薄いようだ・・。
ガイドブックなどで展望の悪い山という評価が定着してしまったせいもあろうが、登山者が少ないおかげで整備された登山道は意外なほど良く保全されている。
この山は山頂の展望を目的とする山ではなく、山歩きそのものを楽しむ山なのである。
美しい樹林の中、土の感触を味わいながら歩くことができる。」


西丹沢・大室山(Ⅰ)
昔、夢中になっていた「山」に関する過去の雑記、メモを整理しながら記載しております。
お茶など出ませんが、同じ趣味、興味のある方は立寄って御覧ください。
現在と比較しながら眺めるのも一興でしょう・・。


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丹沢山塊の主稜線、中央が「蛭ヶ岳」



山行年月:昭和44年12月13,14日
場  所:西丹沢・大室山(1588m)
人  員:2名
主コース:箒沢部落⇒白石沢出合⇒白石峠⇒加入道山⇒大室山
     ⇒犬越峠⇒白石沢出合⇒箒沢部落
徒歩時間:凡そ8時間




西丹沢・登山基地「箒沢」

関東地方南部、神奈川県の山愛好家で、最初に登った本格的な山は何処か・・?、と
訊ねると大方の人は概ね「丹沢」と答える。 これは、一般的な人への返答だが、少しでも山をカジッたことの有る人は「丹沢の何処の山か・・?」と重ねて聞くだろうが・・。
それ程、親しみやすく近距離にあるのが「丹沢山塊」である。

この山は、最高峰が「蛭が岳」(1673m)程度の2000mに満たない山であるが、主として西部地域に大表されるがブナの原生林や美しい渓谷美が存在山域である。
山塊は、東西40km、南北20kmの範囲で神奈川、山梨、静岡の三県に跨っている。一名、相模の屋根といわれるのが「丹沢」である。

小生が山好きになって最初に登ってのもこの山である。 たぶん、登り納めがあるとすれば同様に、この山域であろう・・。
先月、丹沢山(1567m)へ挑戦したばかりで・・、蛭が岳を目指して、裏丹沢へ貫けようと思ったが、小屋の状況と大雨で撤退したばかりであったが・・。この丹沢・表尾根の山々は、10指に数える位入山しているが、西の山域は未だ未踏の地であった。

そして、今回も新しいルートを求めての登行となった。
今回は、その西の代表的山域「大室山」(1588m)の山行で、昭和44年12月13日、暮れも押し迫った土曜日の午後の出発となった。
尤も、この年代の土曜日は、週休二日制などは未だ実施されてなく、せいぜい半ドンが“関の山”であった。 
因みに、土曜日を休日とする週休二日制(週五日制)が広く採用されるようになったのは、1980年代頃よりである。
 

土曜日の夕刻、「水炊きの材料」を詰め込んで出発した。
伊勢原の友人「鈴木氏」と同行して、小田急・新松田の駅が19時、ここからバスに揺られて中川温泉へ、そして、今度は徒歩で凡そ1時間で「箒沢」に到着した。
部落に入って、道路際のすぐ左手に鬱蒼とした杉の大木が圧倒している。これがうわさの「箒部落の箒杉」であった。

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箒沢部落にある銘木・「箒杉」

小生がこの地を初めて訪れた3年後の昭和47年、丹沢地域は集中豪雨に襲われた。
この時周囲は土砂崩が多発し、多くの樹木が流される中で「箒杉」だけは残り、土砂崩れを防いだという。もしこの杉がなければ 被害はもつと大きくなったといわれていて、云わば、箒沢は集落を救ったのである。箒杉の名前の由来は、この地の名前の 「宝木沢」からとったとも、また樹形が箒に似ているところからきたとも言われ、多くの書物にも紹介されている。
国指定天然記念物指定、幹周・1200cm 、樹高・45m、 樹齢・推定2000年 と言われる。


山間の渓流、中川川の畔にある箒沢キャンプ場の一角適地に、早速幕営した。無論、この時期はキャンプ場は開設しているはずも無く、云わば、無断使用であったが・・。
水炊き料理をフーフー云いながら食す・・、当然、本年最後の年末年始の「八ヶ岳越年登山」の計画を練りながらであるが・・。
妙なもんで、山に入って、これから山に登ろうという時に、次の山の計画を話し合うというのも、山人・・?、だからこそか・・。
それにしても、山中で味わう手料理は一味違う・・、酒量も一段と増えて、話し合いがまとまった頃、やっと夢路に就いた・・。既に周囲は深々と更けわたっていた。
夜半に、寒くて目が覚め一枚着込んで更に眠りに就いた。

明けになり、目覚めて気がつくと一段と寒さが身にしみる。テントから這い出して小用を足しながら行き逢いの人に聞いてみた、「冷えますね・・、これで気温はどの位ですかね・・?」「マイナス5~6度くらいだね・・」、寒いはずである、夕べのアルコールが未だ充分に体内に残っており、そのため身体はソコソコ熱っているのだが、手足が何とも冷たいのである。 相棒は、未だ夢の中らしく、仕方なくもう一度寝袋に潜り込んだ。

次回へ続く・・。


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