2010-08-29(Sun)

穂高岳登山(13) 「重太郎新道;クサリ場」

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 穂高岳登山(13) 「重太郎新道;クサリ場」  
(画像の大部分は和田氏提供による、現地イメージ写真です)


確かに、この頃から下山の人達が目立つようになった。 
やはり、このルート・重太郎新道は下山向きのルートが一般的らしい。

上部へ到達するに従って、勾配、斜面も相当にきつくなっているようで、アルバイトが一段と強いられる。 
時間的にも、そろそろ稜線に出てもよさそうであるが・・?、


下山中の登山者におもわず声を掛ける・・、

「あのー、吊尾根稜線はまだかかるようですか・・?」、

「ああ、もうすぐですよ。 ただこの先、急なクサリ場が有りますので・・!」と色よい返事が返してきた。





梯子の登り(紀美子平近し):dh29




その言葉を信じて、やや力を得て前進する。 

暫らくすると、小さな岩尾根のピークに達した。 
この後、彼が言っていたクサリではなく、先ず、ハシゴが現れた。 
それも、当然の上りと思いきや、チョッとした下りにハシゴが架かっていたのだ。


この場所を難なくクリアすると次に、凹みの場から、やはりと言うかクサリ場が現れた。 
見上げるような、殆ど垂直と言っていいほどの岩礫帯で、しかも三連続けて延びているようだ。 




紀美子平下部の最初の三連鎖:dh30






紀美子平下部の最後の三連鎖(上方から望む垂直の壁):dh31




滑りやすい岩場のスタンスを確保して、クサリをしっかり握りしめ、注意しながら攀じる。 
疲れた身体に鞭をうちながら、バランスよく登ってゆく。

辺りを覗うと、岩場には他にも薄っすらと踏み跡が付いていて、必ずしもクサリを掴まなくても四つん這いの三点確保で上れないことはないようだ。 

この鎖はどちらかといえば降り用と思えなくもない。 
岩場の下りは、登りよりも危険であることは山家の常識でもある。

尤も、普通のクサリ場を攀じる、叉は、降りる時は腕力に頼って体重を掛けるのでは無く、あくまでも主体は脚部のスタンス(足場のスペース)であり、腕は補助的なものとして扱ったほうが良いのであるが・・!。


下山中の数人の登山者が上で待機していたようで、小生の苦闘する姿を見てか・・、

「お疲れさんです」と声を掛けてくれた。 

「いや、どうも」と小生も会釈しながら礼を返す。

他人同士でありながら、ほんチョイの気遣いが心と身体を和ませてくれる。 
これも山歩きの良さの一つであろう。


三連鎖を上り終えて、ほんのチョイといったところで、小さな平坦地に着いた。
そこには今にも朽ちそうな道標があって、三方向を記している。(今は立派な指導票が立っている)

続く・・、

尚、今後の写真掲載の大部は、「和田様」の御提供によるものです。
和田氏ホームページへ  
http://www.tok2.com/home/pokopoko110/newpage172.html



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