2010-09-03(Fri)

穂高岳登山(18) 「同行者」

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 穂高岳登山(18) 「同行者」 
(画像の大部分は和田氏提供による、現地イメージ写真です)


前回もチョコット記したが北尾根は、その名の通り「前穂」より北側に派生している尾根で、涸沢カールから眺めると左側に階段状のピープが連なる特徴ある山様をしている。 

このルートは所謂一般の登山道ではなく、ロッククライマーのみが許されるエキスパートのコースである。
もし間違って入り込んだら、まして下りとして踏み込んだ場合、とんでもない事が待ち受けていること、請け合いである。

特に、前穂の頂上は霧に閉ざされると、前後方向が不覚不明に陥りやすいところのようで、危うく、その「魔の稜域」に入り込んでしまうところであった。

クワバラ、くわばら



苦笑しながら同行の女性の顔をコッソリ覗うと・・、

こんな人に付いていって、大丈夫かしら・・?”

と、不安と感謝とで複雑な様相のようである。


ともあれ、あまりはっきりしない道を歩き出した。
何にしても本日、長時間に及ぶ登り専門の歩きを始めて、初めての下りの歩行である。 


歩いているうちに見覚えのある岩塊や踏み跡、そしてペンキ印も見え出した。 
間違いなく先刻の道をくだっているようである。 

危なっかしい所も難なく過ぎて、間もなくして先ほどデポ(荷物を一時置いて置く)しておいた紀美子平に着いた。 

やれやれである。




迷いやすい前穂と紀美子平の岩稜の道:dh41





前穂ルートと紀美子平:dh34




山稜をトラバースしながら紀美子平から吊尾根へ:dh42





辺りは薄暗くさえ感じるようになった。 

間もなく 同行の彼女に・・、 

チョッと荷物を付けますので・・、」というと 

判っております」という。

主要ザックを一時置きしていたことは、既に承知していたようである。



再び、歩き出した。 

女性はやや後方より黙々と着いてくる。 
危険な場所に到ったときなど、お互い一言、二言、注意の確認などで言葉を交わす。


彼女は真っ赤な上下のレインウェアを着けていた。 
最近流行の西洋式の縦長ザックにも雨除けを付けて、しっかりと肩につけている。 
こちらも赤色であった。

まだ、未婚の若々しい娘さんといった感じの人だが、こと、山に関しては相当に親しんでいるようで、知識も深いとみた。

日本有数の、しかも、3000m峰へ単独で入れるのは並みの人ではあるまい。 

しかし、さすがにこの悪天候である。 いささか心細く、不安は隠しきれないようであった。 やはり女性である。 

小生に特に同意することなく、自然な成行きで仮の同行者になってしまったのである。


次回へ・・、


尚、写真掲載の大部は「和田様」の御提供によるものです。
和田氏ホームページへ  
http://www.tok2.com/home/pokopoko110/newpage172.html



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