2011-06-21(Tue)

尾瀬紀行(16)尾瀬 「長蔵小屋」

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 尾瀬紀行(16)尾瀬 「長蔵小屋」  ,




残雪時の「尾瀬長蔵小屋」




長蔵小屋へ向かう湖畔から眺める燧ケ岳は、裾野を広げてどっしり聳えていて、その山様は未だ純白の世界である。

この山域に頂上目指して、一路進むことになるのだが・・!。
湖畔に沿って燧ケ岳を眺めながら長蔵小屋へ向かった。
小屋の周辺は何となく騒々しかった。

時折、物資輸送用のヘリコプターが舞い降りてきて、食料や日用品を下ろしていく。
小屋に入って朝の挨拶をしながら、尾瀬周辺の詳細MAPを求めた。 

一見、長蔵小屋の若き主人・平野長靖氏に似ている青年が応対に出て、「地図は正面で取り扱っております」と聞かされた。
長靖氏に関しては、一昨年6月この地を訪れたとき、尾瀬の自然保護に関する講話を聞かせていただいたので記憶に残っているのである。
だが、前述したようにその半年後、平野長靖氏は豪雪の三平峠で遭難死しているのである。(享年36歳)


長蔵小屋は古民家を2,3軒連結したような、古色豊かにドッシリした姿で構えていた。
尾瀬の山小屋の中では一番古い歴史ある山小屋である。

玄関が土間、内部は重厚な造りになっていて、小屋の骨組みは頑丈そのものである。
尾瀬といえば長蔵小屋という響きがあるように、尾瀬の開祖でもある平野長蔵氏が最初に山小屋を建てたのがこの山小屋であった。
尤も、現在の長蔵小屋は尾瀬沼東畔に建っているが、当初の場所は北西岸の沼尻辺りだったとも言われる。

大正年間より岳人、自然愛好者に親しまれてきた山小屋で、現在の本館は昭和9年に築造されたものらしく、板葺きの屋根や木製の建具や廊下など、黒光りして落ち着いた雰囲気が漂っている。

又、尾瀬のほぼ中央部、尾瀬ヶ原下田代十字路に「第二長蔵小屋」が建っている。
小屋は尾瀬ヶ原一帯の中心地に在り、ここを基点に尾瀬ヶ原や燧ヶ岳、至仏山に登れるほか、平滑ノ滝・三条ノ滝などの見所も近くにあり、便利な場所である。


尚、平野長靖氏の書簡や遺稿集ともいえる著書・『尾瀬に死す』(著者・平野長靖)が緻密な内容で、遭難死した翌年(1972年、昭和47年)に知人、友人達の手によって出版されている。
又、若き三代目・長靖氏の突然の訃報をはじめ、初代・平野長蔵氏からはじまる代々の歴史がドラマにもなっている。
1986年5月のNHKドラマ 『尾瀬に生き、尾瀬に死す』 出演に北大路欣也ほか・・、



宿舎の裏のほうに大きな無料休憩所が有り、そこで朝食をとることにした。
朝の7時を回った時間帯なので、さすがに小屋の中はガランとして一人のハイカーの姿も無かった。

朝食を摂りながらあらためて登山地図を眺めると、燧ケ岳への登山ルートは二箇所あり、
小屋からすぐに「長英新道」、それと尾瀬沼正面に位置する沼尻からナデッ窪のルートがあった。
どちらのルートにしようか思案したが、急登ではあろうが見通しの良さそうな・・?「ナデッ窪」ルートを選択することにした。

次回、燧ケ岳「長英新道



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