2011-06-25(Sat)

尾瀬紀行(18)燧ケ岳 「沼尻休憩所」

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尾瀬紀行(18)燧ケ岳 「沼尻休憩所」 ,






オープンを間近に控えた「沼尻休憩所」



この長英新道を横に見ながら更に前進する。
アザミ湿原(浅湖湿原)であろう雪原を横切る。 

アザミとは浅い湖の意味で浅湖と書くようで、沼に大きく入り込んでいる大入洲半島の付け根部分を占め、北岸道では大江湿原に次いで大きい湿原であるとか。 

一般に、沼や沢、川の水辺に接する部分で湿原が形成されている部分は、最も初期の段階にある湿原地帯で、概ね沼沢地のように湿潤となっているという。

勿論、木道が直線的に延びているようであるが、今は雪原地帯となっているため木道から反れて足跡が付いている。 夏道とは違って雪に覆われているため、厳密に木道を通らなくてもよいのかも・・?。


間もなく、林の中の階段状を緩やかに登るようになる。 
大入洲半島は尾瀬沼へ大きく張り出している高台になっているようで、小高い丘を何度か上り、下りをしながら雪の中を歩む。

気が付くと、軽装(山支度ではない)の女性二人がのんびりと先を歩いている。 
間もなく追いついて、どちらともなく軽く朝の挨拶を交わす。

「どちらへ・・?」
「これから原っぱをへ抜けて、三条の滝へ参るつもりです」

20歳前後のうら若き女性達で、昨夜は長蔵小屋へ泊まったらしい。

「小生は、この先の沼尻から燧(燧ケ岳)の天辺(てっぺん)へ参るところです」
「ああ、やはりそうですか、お気をつけて」
「三条の滝方面は、チョット雪が深くなるかもしれませんよ。 それじゃお先に」

・・と、こんな調子であった。


この周辺は燧ヶ岳の溶岩が流れ込んだような地形が沼の水面や湿原部より高くなっていて、複雑な台地状を形成している。 
そのため、シラビソ林と小さな湿原群が交互に現れ、道は林を出たり入ったりしている。 
特に新緑の季節のウォーキングなどは楽しそうな処でモある。

小高い、丘のようなところを2,3箇所越えて、オンダシ沢とかいう沢を渡り超えると、間もなく大きく開けた沼尻平の湿原に出る。 
そして燧ケ岳下の沼尻休憩所に達する。
今は五月の始めで残雪に囲まれた山小屋休憩所は、未だオープン前で深閑としている。


沼尻は尾瀬沼の展望が開けた場所で、本来の時期なら対岸の遠くの山並みが湖面に映えて美しいところであろう。 
沼尻湿原湖畔のベンチで昼食を取るのも良いようだ。
沼尻休憩所は、かなり大きく重厚な建物である。
尾瀬沼と尾瀬ヶ原の連絡路の中継点とし一休みするには格好の場所柄であろう。 
シーズンともなるとこの休憩所では軽食や飲み物、それにトイレが利用できるので有難いところでもある。


次回、「尾瀬の沼と原



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