2011-07-10(Sun)

尾瀬紀行(30)燧ケ岳 「湿原の進化」

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 尾瀬紀行(30)燧ケ岳 「湿原の進化」  ,

  


前回の続きになるが・・ 、
一般に湖沼の末期は、湖から沼へ、沼から湿原へ、更に湿原は草原へ、更には森林帯へと推移すべき運命を約束せれているといわれる。 

因みに、近辺の日光の戦場ヶ原は既に草原と化しているのが判る。



尾瀬は、我が国に残された唯一の大湿原、広域湿原であって、然もその間に、大小の河流、数百の池塘を随所に点在し、中に大小の浮島を浮べ、川の流に沿って帯状に小さな林を混在させている。
それは湿原の自然的発達の過程、つまり凡その年齢やその発達段階を詳細に観察することができるという。


尾瀬ケ原は尾瀬沼の約4倍程の面積である。 

尾瀬ヶ原も尾瀬沼と共に嘗っては、熔岩流で堰き止められて生じた一湖水であったが、其の後四囲の山々からの土砂、火山灰の流入、みづごげ、其の他湿原植物群の堆積等が相伴ひ、下底には次第に泥岩層を作りながら現在に至り、大湿原と化したものとされる。
しかし、土砂の流入や湿原の高層化が進みやがては草原となり、何れは森林帯と化す運命にもある。


尾瀬沼は海抜1665m、長径約2キロ米、短経約1キロ米、面積凡そ300町歩(1町歩=9900平方米)の大きさで、最深部は約8.5米に達している。 

本来この沼は北方に在る燧岳からの熔岩流による堰止湖で、周囲の大江川流域、沼尻等一帯は沖積湿原であるが、これらの沖積湿原の進出と沼尻川の土砂流入に依る湖面低下とによって、やがては尾瀬ケ原同様湿原と化すとされる。 
その後は、尾瀬ケ原と同様な運命を辿ることになるという。


又、燧ケ岳の北側に存在する「熊沢田代や広沢田代」は尾瀬ヶ原や沼と異なって周囲に山塊などは無く、土砂の流入も少ないが、既に乾性湿原で大部分は草原化しているのが判る。 
やがて森林と化すのも時間の問題であろう、ここも以前は底の浅い沼地であったことが想像される。


因みに山岳高所湿原は、小生一昨年訪れた尾瀬より南東方向の「鬼怒沼山」(山頂部に広がる鬼怒沼湿原)は、日本一高いところにある湿原との謳い文句であった。 
だが、調べれば判るが日本最高所ではない。 

鬼怒沼湿原よりも高所にある湿原が近くでは平ヶ岳や苗場山もあり、チョット離れて立山・五色ヶ原やアルプス・雲の平などもある。
すぐ東隣にはその名も田代山(標高1971m)があり、山頂部の田代湿原でも有名で、人気もある。

更に日本各地においては、日本最北端の湿原はメグマ沼湿原 (北海道・稚内)、日本最東端は小ユルリ島湿原 (北海道・根室)、日本最西端は古生沼湿原 (長崎県・雲仙)、日本最南端は小花之江河湿原 (鹿児島県・屋久島)などがあるそうである。


次回、「御池





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