2011-07-28(Thu)

尾瀬紀行(45)尾瀬ヶ原 「”滝”名称の逸話」

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 尾瀬紀行(45)尾瀬ヶ原 「”滝”名称の逸話」  .



「三条、平滑の滝」の名称について・・、


元より「」の単一語の意味では、「細長いすじ」、「すじみち」とのことで、水量が減ってくると三筋に分かれることから、その名前がついたとされている。
平滑の滝も字のごとく、ほぼ平らな面を滑るように落ちてゆくことから付けられたのであろう。


他に、「三条、平滑の滝」の名前の由来について、面白い珍談挿話があるので紹介しておこう。

奥只見の湯の谷村の銀山平には「尾瀬三郎」の像が立っていることは先に記したが、この三郎が尾瀬からの道中に、二つの素晴らしい滝があることを見つけ村人に話して聞かせる。
一つは落差が三十条もある雄大な滝で、もう一つは滝の形状が平で滑るように流れる滝であるということを。

ここで、若者が付けたのか或いは村人が付けたのか定かでないが、三十条もの落差のある滝を三条宮に掛けて「三条滝」、滑るように流れる平な滝を平清盛に掛けて『 平清盛が滑り落ちる滝 』即ち、「平滑滝」と呼ぶようになったという。
三郎が京を懐かしみ、平家に恨みを抱いてのことであった。



尾瀬三郎」は、元々の名を「藤原頼国」(尾瀬大納言藤原頼国)と称していて、京の後白河天皇の第三皇子:「以仁王」(もちひとおう)の従者臣下であった。 
以仁王は京都の三条高倉に居を構えていたことから「三条宮」、「高倉宮」とも称されていた。


平安時代末期、以仁王は平家(平清盛)の横暴にたまりかねて源頼政と合議の上、平家打倒を企てる。 
しかし、その企ては早々に発覚し、平等院で平家の大軍に囲まれ、源氏の総大将・源頼政は自刃、以仁王は宇治平等院からの脱出するが、平家の追手に捕縛され首を討ち取られる。

しかし、実際に打たれたのは代わりの者、影武者であったという伝説が伝わっている。
実は、討ち取られたのは別人で、以仁王は越後の小国郷、源頼之の領(旧小国町、現在は長岡市)に向け逃亡したとされる。

一行は上州・沼田にたどり着き、そこから尾瀬に入り越後へむかった。
尾瀬に到って新たな道を探すべく以仁王を残し、一人の若者を越後への探索に出させる。
その若者は漸く薮神庄(湯之谷村薮神)に辿りつき、この時、若者は尾瀬の様子と急峻な只見川の二つの滝のことを村人に話すのである。

その後、若者は再び以仁王の待つ尾瀬に戻るが以仁王の一行は所在不明のなり、苦難の末に尾瀬にたどり着いた若者は、燧ヶ岳山麓の岩窟を住処として都への帰還を夢見ながら志ならず尾瀬で果てたという。
村人は、何時しかこの若者を「尾瀬の三郎」と呼ぶようになり、この地はいつしか「尾瀬」とったという。

(以上はあくまでも定説ではなく、伝説、伝承の類である)


次回、「温泉小屋



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