2011-07-31(Sun)

尾瀬紀行(48)尾瀬ヶ原 「赤田代」

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 尾瀬紀行(48)尾瀬ヶ原 「赤田代」  ,




赤田代付近


赤田代」は、原っぱの最北部に位置していて、東西に燧ケ岳と景鶴山(与作岳)の山稜が迫り出した領域に扇状地のように広がっている。 

そして、この湿原は今も進化を遂げているという・・?。


先にも記したが、普通、湿原は次第に退化し、平原から森林に移行するものとされている。
尾瀬ヶ原も同様で、長い年月をかけてやがては森林化を辿ることになる。
ただ、尾瀬ヶ原の場合は西方に尾瀬沼とその周域に特別な水域を抱えており、通常の湿原の退化と比較して、かなりの長時間を要するとも考えられている。


そして、ここ「赤田代」では通常の湿原の退化とは逆の現象が起きているといわれる。
 
この地は、尾瀬の総水量が集中し、その度に河川の水が大幅な増減を繰り返えされている。
そのため河川の水量に併せて、地下水が上昇と沈下をしながら、かっての樹木が退化し、草原、湿原が進行し広がっているという。

つまり、樹木林から次第に湿原化の方向にあるという。
特に、山の傾斜地の下側から水が湧き出すなどして、湿気が次第に高まり、その部分は枯れ木現象も出現している。 

山の裾の下側から水が湧き出し湿性になったところは次第に木が枯れて湿性植物が生え、湿原性の泥炭地は次第に斜面を這い上がるように拡大し、そして堆積していくのだそうだ。 
これを沼沢(しょうたく)化現象といい、沼沢化型湿原ともいわれる。

赤田代をはじめ東電小屋や見晴十字路辺りはこの現象が顕著で、燧ヶ岳方面のオオシラビソやキタゴヨウが立ち枯れを起こしているに見られる。

そのためか尾瀬名物の春先のミズバショウは、この辺りの湿原と森林の境界あたりでは小さくて可憐に咲き揃い、もしかしたら尾瀬ヶ原で一番きれいなミズバショウとも言われる。

一般に尾瀬ヶ原は湿原が乾燥化し森林化が進んでいるといわれるが、このように湿原が発達している場所もあるというのは興味深い。



さて、先を急ごう・・!
この後、原の下田代十字路(見晴)から白砂峠を経て、昨日の出発点である沼尻、長蔵小屋を目指し、時間によってはこの地で宿泊の予定である。
 
休憩施設のベンチを右手に見ながら進むと、今度は大きめの木橋である赤ナグレ沢橋を渡るが、この辺り、尾瀬ヶ原、下田代から伸びてきている湿原の展望が中々である。
両岸が未だ雪に覆うわれているが、水量は雪解けが進んでいて多いようだ。


そこを渡って間もなくすると赤田代中間点となり、右手は尾瀬ヶ原の北側の遊歩道へ延びている。
右手に太い丸太で作られた立派なベンチが見え、雪に埋もれた標識が見晴と東電小屋方面を指している。


次回、「見晴十字路



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