2011-08-11(Thu)

尾瀬紀行(54)尾瀬の自然 「オーバーユース」

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 尾瀬紀行(54)尾瀬の自然 「オーバーユース」   .






尾瀬マップ(クリック2段階拡大  このマップは”尾瀬を非常に愛する「幕営専科」”より拝借しております。 感謝・・!!)
幕営専科」; http://qga02666.web.infoseek.co.jp/index.html
(但し、このHPは2012年5月で停止するそうです)




登山者、観光客による「オーバーユース」という考え方

オーバーユース“とは、日本語にすると過剰利用、利用し過ぎ、つまり、山や自然公園などで利用者が集中し、さまざまな悪影響が出ている状態ということになる。

悪影響とは、自然生態系に対する影響や利用者自身に対する影響など。
前者は、踏みつけによる植生破壊や土壌の浸食、裸地化、し尿処理や、ゴミ投棄などが問題とされ、後者は、混雑し過ぎて自然にシタルことができない、山を楽しめないといった、利用者の心理的な影響のこと。


特に尾瀬に場合、直近まで交通機関が乗り入れていて、普通の観光客でも容易に入山することが出来る。
従って、訪れる人の多さも含めて、自然に対する無知、更にはマナーや心遣いが欠落している人も多いようだ。

これらを解決する手段として一般的には、
①施設整備、
②マナーの向上、
③利用者数のコントロール、
その他の管理、調整など


尾瀬の場合、ミズバショウが盛りのころや連休前後に利用が一時期に集中すると、ゴミやし尿が施設の処理能力を超え、自然へのインパクトが大きくなることも指摘されている。
この集中が、登山道外の踏み込みを助長し、し尿やゴミ処理の問題も引きをこしているといってもいい。

更に、人々が大勢で集中すると、施設の面でも特別に策を講じなければならない。 

実際に尾瀬では、登山道をはみ出さないようにロープを張ったり、柵を作ったり、木製の階段を設置したり、湿原やぬかるんだ場所では木道の整備をしたりといった対策を行なわれている。

又、土壌の著しい浸食に対しては、土木工事も含む土留め柵の設置や、高山植物の播種による植生回復が行なわれているのが現状である。
このように尾瀬ガ原では施設を整えることによって、湿原に入り込むような人は減ったとされる。


しかし、まだまだこの「マナーの向上」が必要とされる。

厳守すべきは、登山道をはずれないこと。 
これは歩行者との安全性(歩きにくくて極端に時間がかかってしまうことも含めて)との兼ね合いにもなるが、つづらおりの道で近道造作をしないことや、迂回しないこと、つまり道が悪くても迂回して歩かないこと。

又、高山植物の写真を撮るからといって登山道をはずれるのも厳禁で、足もとの植物を踏むことが、お目当ての花が消えていく第一歩となるのだ。


このように入山客がどうしても集中する場合、入山規制というのが必要になってくる。 
しかし、観光客や登山者の数を実際に制限することは、周辺事情もあって難しいとされる。 

一つの方策として「マイカー規制」があるが、これは若干ではあるが利用者を減らすねらいもあるが、しかし、それ自体が目的ではなく、利用者集中の軽減や自動車の排気ガスによる環境破壊を防止するためが多いようだ。

それでも尾瀬では特に週末にきびしい規制を行ない、平日の利用を促進させるようなシステムを取り入れているともいう。


何れにしても山(尾瀬)をどう守り、いかに楽しむのかは、今、我々はこうしたことを真剣に向き合って、考えなければならない時代に生きているともいえる。

(「尾瀬保護財団」 http://www.oze-fnd.or.jp/  他 資料参照)


【終】




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