2011-10-06(Thu)

南ア・仙丈ヶ岳紀行(2) 「中央線・新宿発」

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 南ア・仙丈ヶ岳紀行(2) 「中央線・新宿発」   、



夜行列車に揺られて行く本格的山登りは久しぶりであった。
体育の日を挟んでいるせいもあって、例の新宿駅は山屋でゴッタがえしている。
最近は富に女性の登山のグループ(単独者も併せて)も目立つようで、多いに結構である。

新宿始発のアルプス方面のお目当ての臨時列車の待合はホームとは別のところにあって、既に、長蛇の人々が列を成している。 
これは座席を確保するには難渋するに違いない。

そして、凡その時間に係員がきて列車に誘導してくれる。
後はホームに着いている列車に向かって、脱兎のごとく駆け出して席を確保するのであるが、やはりと言うか着席するのは無理であった。 
それでも通路に新聞紙を敷いて腰を落ち着ける程度にはなった。
中央線の辰野駅まで凡そ5時間の辛抱で覚悟を決めた。


闇を一路に突っ走る列車の窓に、雨の雫が当っている。 
何とも陰鬱な光景である。


列車の中の山家の風景も興味深い。
すぐ隣に居座っている三人パーティは大学のW・V部(ワンダーフォーゲル)らしく、懲りない山の話で盛り上がっていて、どうやら穂高の涸沢に入るらしい。

何れも良家のボンボンらしく言葉尻も丸みがあって、多少なりとも教養が感じられる。
「僕のピッケルは最近買った物で、シモンの〇・〇」
酒は嗜まないらしく、おとなしくジュースと柿の種と可愛げである。
それにしても今頃の時節(10月)、ピッケル持って何をしようというのだろうか・・?

筋向いの混成グループは男性2人と女性独りの三人らしく、こちらはダルマ(ウイスキー;サントリー・オールド)を窓際に置いてグイグイやっている。
小生と同期程度の年代で顔を赤面にしながらも、専門的な法律や裁判に関する話が熱を帯びている。 何れも法務に関する職業についているらしく、話が流れるように流暢で判りやすい会話の仕方である。

一人が女性に向かって、さかんに話の内容を解説しているところも面白い。 
女性は同年代くらいであろうか、首にネックレスして顔にはホンのり薄化粧を施しているようだ。


ところで、一昔前に比べると女性の登山者が増加しているのが判る。 
男女入り混じった混合パーティ、女性同士のグループと賑やかで、ただ、女性の単独者はこの車内には見当たらないようだ。
昨今の登山ブームで、女性の単独行者も結構見受けられるが、やはり満員の夜行列車に女性一人では気が引けるであろう。

それに登山スタイル、ファッション・センスも中々で、10年前を思うと隔世の感がある。
以前は夏ともなると美人は海へ、そうでない方(・・失礼)は山へお入りになるなど噂もあった。 これは、気心の多い男性諸氏の半ばヤケ意識から出た偏見、感想であろうが、今は全くそんなことはないようだ・・!。

それにしても、色よい服装で顔には薄化粧を施し、首や耳などに飾り物をつけた品のいい淑女連が山に入ってきて、周辺に居るだけで山男諸君の荒々しく、猛々しい態度も和らぐというものであろう。
見渡したところ、小生の周辺には容姿端麗な女性連が見当たらないのは、チト残念ではあるが・・!。

数年前であったろうか・・?、金峰山で鼓動が震えた「奇跡の体験」は、今日でも鮮明に記憶の隅に残っているのである。

奥秩父・金峰山(1972年)
http://www.geocities.jp/orimasa2001/kinpu-a.htm


次回は、「中央本線・辰野駅」





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