2011-10-18(Tue)

南ア・仙丈ヶ岳紀行(14) 「赤河原」

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 南ア・仙丈ヶ岳紀行(14) 「赤河原」  ,




赤河原周辺MAP (アルプス情報より)



この辺りへ入ると本当のⅤ状の峡谷である。 
麓では余り感じなかったが、10月初旬ともなると山では紅葉が、そろそろ始まる頃であろう。そして、さすがにこの辺りまで高度を上げると落葉の葉が色付き始めているようだ。
ただ、ケヤキやミズナラの茶褐色のチョッと冴えない紅葉が目立つようだ。

この辺りは一種の混成林を呈しているようで、落葉種ではケヤキやミズナラ、シデ類の高木、それにところどころに針葉落性のカラマツが所々に群れを成している。

常緑はツガ類が遠慮がちに点在しているようだ。
黄金色に輝くブナの大木は未だ見当たらないようだ。
この辺りから植生もガラリと変わってくることだと思われる。


間もなく「熊穴沢」という出会いに到達した。 
こちらは特に標識があるわけではなく、小さな木の板に明記してあって方向を示してある。
熊穴沢も鋸岳稜線の直登するコースが開けているようだ。 

様子を伺うと、角兵衛沢同様白っぽいガレ石が敷き詰めたガレ沢が急上昇して霧の中に消えている。


ところで、この鋸岳へのこの鋸岳への登路としての紹介は、前述の角兵衛沢コース、そして、熊穴沢コースといいどちらも強烈なガレ場の沢で、登行には難渋するところらしい。 
地図を見ても難コースとされる「点線ルート」になっている。
この難所を通らないルートとして甲斐駒ケ岳からの縦走があり、下山ルートとして熊穴沢か西の角兵衛沢を選んだほう、がより良い選択かもしれない。


ジックリ、ジックリ歩を進めていると、再び、やや広い河原に到着した。 
正面には壁のような山塊が行く手を塞いでいる。 
そして、この地は大きな沢の二股合流点でもあり、左手のゴーゴーたる水流は甲斐駒ケ岳の直下から流れ落ちる「赤河原沢」である。

この合流点を左(赤河原本谷)に入るルートが甲斐駒ケ岳の登山ルートである。 この渓谷を詰めて行くとやがて左からの急峻な尾根に取り付き(1合目)、鋸と駒の稜線をめざす。 着いたところが6合目で甲州との県境尾根でもある。
このルートは石仏や石碑が多く、伊那側からの駒ケ岳への信仰登山道であり、甲斐の黒戸尾根対する伊那側の道で古来から開けていたらしい。
尚、伊那地方では甲斐駒ケ岳を「東駒ケ岳」と称している。 

右は戸台の谷から籔沢となり、この沢を辿ってゆくと、やがて仙丈ヶ岳へ達するのである。
この辺り「赤河原」と言うらしい。 尤も、赤河原沢から駒ケ岳の取付点、つまり1合目の河原を「赤河原」とする向きもあるようだ。


長いながい戸台河原の遡行(とはいっても水無しの歩行であるが)も、どうやら終わったようだ。
籔沢を渡り、巨大な沢の流れに挟まれながら緩い河原を登ってゆくと、左側のチョッとした尾根の一端に「丹渓山荘」が静まり返っている。

若い山岳指導員らしき人物が、
お疲れさん・・、どうぞ中へ入ってお休み下さい
と声をかけながら登山カードを渡しているようで、小生も一枚拝領して、先ずはこちらでザックを下ろさせてもらう。 時に9時35分。

戸台口を出発して凡そ1時間50分、雨の中の歩行ながら地図上の時間よりかなり早いタイムであった。 
調子がいいのかな・・?、


次回、「丹渓山荘





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祝い・・!!  平泉地方が世界文化遺産に決定。(2011年6月) 
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