2011-10-28(Fri)

南ア・仙丈ヶ岳紀行(20) 「親子連れ」

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 南ア・仙丈ヶ岳紀行(20) 「親子連れ」  .




向きを変え、方向を変えながら急坂のジグザグの登りを10数回繰り返す。
ヨウヨウにして一息つける台地へたどり着いた。 
休憩するには適地である。

気が付くと先着の二人の登山者が一服入れていた。 すぐ近くにドッカと腰を落とし、背中の荷物を下ろした。
二人の登山者はどうやら親子のようだ。 子供はまだ中学生くらいであろうか・・?。

父親らしい年配者が、
「お疲れさんです。 お一人ですか・・?、お元気のようですね」
「ハイ・・!、でも、もうバテ寸前ですよ」
「だいぶ雨にたたかれましたが、ここへ来て小降りになったようで良かったですね。 今日はどちらまで・・?」
「あー、そうですね。 今日は峠の小屋でやっかいになり、明日、仙丈をやる予定です」
「そうですか・・!!、 一切れですが、どうですか・・?」
といって、レモンを一切れ戴いた。 

口の中にジワッーと酸い味が広がる。
生のレモンは、普段は身震いするほどの酸っぱさであるが、不思議なことに今は心地よく甘味さえ感じるのである。 

熟年の老域に達しているような人物であるが、血色も良く、余裕すら感じられる。 
山に関しては相当の場数を踏んでいるようである。

「どうやら雨も上がったようですね。 上空も明るくなってきましたよ」
「そうですね、 明日は期待できそうですね・・!」
判り切ってることだが、妙に温かみのある一言でもあった。

確かにそうだった。 
つい先刻まで土砂降り状態であった激しい雨も、今はすっかり上がっていて、薄日さへ感じられるのだ。

山屋にとってお天気ほど気になるものはなく、好天が最大のプレゼントなのである。
まして、悪天から快方に向かうときなどは気分的にも気が漲り、力が湧いてくるのである。


次回、「八丁坂・休憩適地



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