2011-11-10(Thu)

南ア・仙丈ヶ岳紀行(28) 「竹沢長衛氏」

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 南ア・仙丈ヶ岳紀行(28) 「竹沢長衛氏」  .




竹沢長衛氏(レリーフ)



竹沢長衛氏(1889~1958年)は、当初は熊を追う猟師(マタギ)としての山の暮らしに勤しんでいるうち次第にアルプスの山中にも足を踏み入れた。 
其のうち苦労して山頂を目指す登山者を観て、自らのためにも登山道を拓いていった。

遂には、南アルプス北部の開拓に尽力され、多くのルートを切り開き、山小屋を造り、案内人組合を結成し、遭難者の救助にあたるなど登山者のために尽力している。


長衛氏は長衛小屋薮沢(やぶさわ)小屋を建設し、仙丈ケ岳(3033メートル)、甲斐駒ケ岳(2967メートル)への登山道を整備し、遭難者をも救助して安全な登山に力を注いだ。

特に、「女性1人でも登れるように」と危険な箇所や困難なところを歩き易く、登り易いように整備している。


長衛氏の口癖に、『 帰れる処までしか、行っちゃいけない 』とある。 
単純な言葉のようで奥が深い。 

山を知り尽くしている人、多くの遭難者を見ている人が伝えるメッセージであろう。 
難易度の高い登山だけでなく、山を歩く全ての人に必要な心構えである。 
安全に下山できる時間的余裕と体力、間違えない山歩きをしたいもんである。


長野県伊那市で7月上旬に「長衛祭」が開かれる。
南アルプスの開拓者の1人に挙げられる竹沢長衛の遺徳をしのんで、北沢峠の北沢長衛小屋(現、北沢駒仙小屋)近くの胸像レリーフ前で行われる。
その翌日は記念登山が行われている。




峠へ戻り、今夜は峠の小屋に御世話になることにした。
僅か5,6分の緩い登りであるが、これが意外と身体にこたえた。

シラビソの林に囲まれて山小屋はヒッソリと立っていた。 
明るい・・!、
以外と明るいのにビックリするほどである。

小屋の前へ来ると、未だ若い奥さんと子供がじゃれあっていて、微笑ましい。 
近ずくと「お泊まりですか・・?」といって、我らを迎えてくれた。

「今日は、はい、今夜ご厄介になります」
「どうぞ、中へ入ってお休み下さい」

親子の仕草といい、言葉丁寧な応対に気持ちがほぐれて疲れもスーと引いてゆくようだ。 

「実は、この下の小屋まで行ったのですが、宿泊お断りの張り紙がしてありましてね」 
「そうなんですね、それはどうもご苦労さん。 最近は夏場でもお客さんが少なくなりましてね、結構空いてんですよ。 ですからどうせお泊めするんなら広くていい部屋のほが良かろうと思ってね。」
「あ、そうですか。 下の方は別館というわけですか・・?」
「まあ、そんなようなもんでね」



【 こちら峠の長衛荘も竹沢長衛氏にゆかりのある山小屋で、当初、昭和40年代に建設されたものであろうが、林道開発と峠までのバス運行によって、現在はモダン・・?、に改築されている。 山小屋の管理、運営は伊那市観光(株)という民間会社が行っている模様。 】


長衛荘 小屋情報  、
南アルプスの名山である花の仙丈ヶ岳、岩稜の甲斐駒ヶ岳の登山の拠点として、又、北沢峠の自然散策のオアシスとして利用できる最適の山小屋である。

エリア・標高  南アルプス北沢峠 標高2032m
連絡先  〒396-0402 伊那市役所長谷総合支所産業振興課
電話番号  0265-98-3130(営業期間外)
現地電話  090-3023-9030(9時~19時)
営業期間  4月下旬~11月初旬、年末年始
収容人数  110人
宿泊料金  一泊2食付8000円、素泊まり4000円、(寝具1000円)
(水場・テント場 水場あり、テント場なし)                      
 

次回、「長衛荘






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