2011-11-13(Sun)

南ア・仙丈ヶ岳紀行(30) 「長衛荘」(2)

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 南ア・仙丈ヶ岳紀行(30) 「長衛荘」(2)   、






現在の北沢峠の様子



管理人室から気にならない程度にラジオが流されていて、NHKラジオ第2放送が盛んに気象通報を流している。
“長野県地方・南部は・・、”と始まったとき、皆が自然の耳を傾けている。

それによると、“午前中は小雨も残るが、午後からは晴れ間も出る”ということだった。
マズマズの予報にホッとする。 
やはり、お天気は肝心である。


夕刻も五時を回っていたので、そろそろ夕飯の支度にかかる。
表の自炊場で圧力の利く炊飯器に火を入れる。
本日のメニュウはご飯に即席みそ汁、牛缶、海苔の佃煮、それに持参したキュウリの浅漬けなどである。 
マズマズの内容であろう・・!?。

隣で名古屋の女性三人グループが嬉々として調理に勤しんでいる。
ヒトアシお先にパクついていると、
「美味しそうですね」と声を掛けてくる。
「いや、どうも、我が家は(自分の事)は何時も麦飯なんですよ。 ほら、この通り・・!」
「実は、私の家も時々、玄米食を食べてますのよ、 この前、圧力釜を買ったばかりなの」
「麦飯もそうですけど、玄米も消化に時間がかかるので、よく噛んで食べたほうがいいらしいですよ」
取り留めのない話である。 

でも、こんな変哲のない会話がいかにも貴重に思えるのは場所柄のせいかもしれない。
口にして結構旨そうだったので、彼女らに大き目のキュウリの浅漬けを差し上げた。 すると、お返しに大粒のラッキョウを数粒戴いた。

疲れた身体や内臓に酸い味の利いた味はこの上ないご馳走である。 
特に小生はお酢をご飯にかけて食べるほど酢の物が好きであったのだ・・!。
そんなわけで、小屋から缶ビールを調達し、喉を潤しながらの夕食は事のほか美味しく戴いた。



夕刻、薄い闇が迫ってきていた。
現在、雨はどうやら上がっているが、霧が大きく、深く立ち込めていて薄暗さはこのせいもあるかもしれない。
食後の散歩に小屋の周辺をブラつく。
始め、甲斐駒ケ岳へ通ずる双児山方面の山道へ入ってみたが、林の中の道は突然として急坂になっているので、数分いっただけで引き返した。
やはり、甲斐駒ケ岳へは先程の北沢長衛小屋(駒仙小屋)の前を通って、仙水峠から登るのが一般的らしい。

仙丈ケ岳方面へは上り口が二箇所あるようなので、様子を伺ったところ一方はいきなりの急坂でこちらは尾根の道らしく、甲州側の下の道は山腹を巡るようである。

実を言うと、明日の目指す山は3000m峰の仙丈ケ岳にするか、はたマタ男性的な岩尾根の甲斐駒ケ岳にするか断定はしていないのである。
明日の体調やお天気によって決めようとも思っているのである。

山間(やまあい)は日没も早く、いよいよ闇が迫ってきたので、小屋へ戻ることにした。
定められた場所に身を落ち着ける。 
泊り客は意外と少なく、悠々と隅のスペースを広々と確保できた。

混雑する山小屋だと、睡眠はおろか寝返りをうつのもままならないほどの処もあり、これだけ隙がある状態だと熟睡もできそうである。

例によって寝床に入る前に、持参したチョコを肴に気付け薬(ウイスキー)を舐めながら、八時頃には床に入った。


次回、「仙丈ヶ岳へ





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