2011-12-25(Sun)

南ア・仙丈ヶ岳紀行(66) 「寸考;南アルプスの林道」

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  南ア・仙丈ヶ岳紀行(66) 「寸考;南アルプスの林道」   .



序ながら、北沢峠と南アルプス林道いついてチョコット述べてみたい。 
山梨県南アルプス市と長野県伊那市の境界にある南アルプスの峠一つで、南アルプス北部に位置する甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳などへの登山拠点としての主要地である。

北沢峠(2032メートル)そのものは、シラビソやコメツガの原生林などに囲まれて、視界、展望は全く利かない。 
左右から甲斐駒ケ岳へ通じる双児山からと仙丈ケ岳へ通じる小仙丈の急峻な尾根がぶつかり合う谷間に当る。

元より、昭和初期以前までは人跡未踏、手つかずの大原生林であった。 
この峠を開いたのが、かの竹沢長衛氏であった。 

しかし、信州・伊那側である戸台からは比較的容易に入ることが出来たが、甲州側からでは余りにも深い山域であった。
夜叉神トンネルが開通し、野呂川林道が開通して広河原が開けても尚、北沢峠は奥山に一角であった。 
野呂川出会いから南アルプス林道の開削工事が始まって、漸く北沢峠は日の目を見るのである。 それは昭和の中期になってからのことであった。


そして、北沢峠が脚光を浴びたのは昭和40年頃からであった。
自然保護団体の反対を押し切って山梨県は広河原から北沢峠まで野呂川に沿って林道を開削し自動車通行可能道路を造り、昭和56年に遂に信州と甲州が車道として繋がったのである。

この区間の林道は甲州側では「南アルプス林道」、信州側では「南アルプススーパー林道」と称している。 
もっともこの区間は当初から自家用車を締め出し、代わりに地元専用のマイクロバスを登山者の足として有料での共用であった。



林道であるから当然ながら治山治水、林業の振興が主目的であるから、それらに関係する伐採、造林や奥山の河川工事などの作業を行うものと思われがちであるが、実はそれらに関する車両の通行を一度も見たものはいないという。 
事実、双方の営林署も営林活動はしてはいないようだ。


又、通商道路、生活道路としては全く用を成していない。 
信州・伊那方面から諏訪、甲府までは幹線道路や高速道路で短時間で往来することが出来るからである。 つまり、建設当時から大義名分で営林事業しかないはずであるが、結果としては主目的は全く達していないようで疑わしい林道開発であった。

標高の高い場所の樹林は、一度伐採すると何百年も経過しないと蘇生しないそうである。
又、伐採された道路部分は保水力が失われて崩壊しがちなことは当然で、次に必要なのが造ったものを保全管理するというアフターケアが必然で、その補修工事にも莫大な費用がかかるであろう。



現在の林道利用は、季節によって両方の入口、始点に厳重な鉄柵のガードと監視員が目を光らせて、自動車はおろか自転車の進入も許さない。 
許可できるのは地元の専用マイクロバスのみで、登山者や観光客を満載して峠まで運んでいる。

つまり、南アルプス林道は地元バスの専用道路で、観光客が歩かずに達してしまう俗人が闊歩する「俗地」となってしまったのである。  

つまり、南アルプスの大原生林の北沢峠は観光地化してしまったのである。

昨今の旅行代理店の国内旅行案内を見ると、何と北沢峠への観光コースが出ていて、
東京などを基点とする日帰り旅行の案内まであったそうだ。

引き続き、「南アルプス林道




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