2012-02-18(Sat)

大菩薩峠・紀行(22) 「丸川峠の道」








大菩薩峠・紀行(22) 「丸川峠の道」 .




丸川峠からの分岐標識



この丸川峠の特徴は五方向へ分岐しているところである。

今通ってきた大菩薩嶺へのコース。 
峠からミゾ沢左岸に沿って雲峰寺の裏手、裂石へ直接下るルート(丸川峠道)。
北部の方向は二通りあって、寺尾峠から水源林道を経て鶏冠山(黒川山)や青梅街道・柳沢峠へ至るコース。 

もう一方が牛首谷から泉水谷を経て三条新橋に至るルートと牛首谷へ降りないで直進し、大黒茂谷へ向かうルートである。


この北方ルートは何れも東京都の水源地のエリアで、泉水谷の水源林事業に通うために拓かれた道でもあり、事業林一帯には監視、管理の為のルートが縦横に付けられているのである。 
そのため登山者にとって、或る時はどれが登山道なのか惑うこともシバシバあるらしい。 

それでも標識は充分に設置されていて、良く確認して行けば迷うことは無いとも言われる。


丹波山村,小菅村は山梨県であるが,東京都による水源涵養林の指定がされている区域をもっている。 
このため丹波山村には東京都の水源涵養林の管理事務所が設けられていて、山梨県といえど東京都の水源地として重要な役割を担っているのである。

因みに、この地域である広大な丹波山村の総面積の7割は、水源涵養地としての東京都の所有地だという。



次に、丸川峠は近代になって重要な交通の要所ともなっていた。
周辺一帯が東京府民の水源地になっていることと相まって、水源地域が丹波山村、小菅村という山梨県の行政区域に属しているということである。

従って、丸川峠を挟んで塩山、奥多摩の泉水谷間は同県内の地域の連絡通路であり、又、東京の水道管理者は山梨県への至近の通用路でもあった。


この重要な道路ということで、明治期の東京府時代には泉水谷に事業経営を興し、この地点を経て塩山方面にロープウェイを通そうと試みたことがあったともいわれる。 
その為に今日といえども唐松の造林事業など、樹林の整備、伐採などを行った跡形が僅かながら残っているのである。

気が付けば、この丸川峠から麓の裂石、雲峰寺へはほんの一投足の4kmほどに過ぎないのである。


丸川峠付近は、その名のごとくほとんど川のような窪地の隘路である。 
笛吹川支流の上流の谷川が大きく曲流しているというところから、山の天辺の峠でありながら川の名前が付いているのも判るような気もする。

この峠から富士山も遠く見られるが、飛竜山を眺めた景色は相当立派である。


次回、 「丸川荘




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