2012-03-12(Mon)

大菩薩峠・紀行(36) 「三条河原」

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大菩薩峠・紀行(36) 「三条河原」 .




当時東京市長の「尾崎行雄」の顕彰碑



間もなく三条新橋を渡って、奥多摩地域の本道(青梅街道)に達した。
この辺り、三条河原とか言うらしい。 
三条河原とは、三重河原が変じて付されたとも言われる。

実際には丹波本流に泉水谷が合流する二重河原なのだが、黒川金山で有名な、黒川谷を併せて三重河原と言う。


近くに「尾崎行雄水源地踏査記念碑」があった。 
木立に囲まれて石積みをした立派な石碑が建立されている。

天皇陛下ならともかく、自治体の首長が視察しただけで碑が建つというのも大げさな気がするが、当時の「尾崎行雄」がよほど偉かったのか、それともこんな山奥までくるのがよっぽど大変だったのか、時代が違うといってしまえばそれだけだが、当時としては、大事な件だったのだろう。

石碑以外に石碑の案内板が掲示してあって、案内板を読むと、以下の説明がなされていた。


『 明治42年(1909年)5月、当時の東京市長尾崎行雄は、多摩川の荒廃した水源地帯を踏査し、これを買収して水源の涵養を自ら行うことを決断、給水百年の計を樹立しました。
この記念碑は、昭和38年(1963年)、この尾崎市長の功績に対し東京都民の感謝の意を永遠に伝えるために、市長が踏査したこの地に設置されたものです
。 』


前述したように、大菩薩嶺から東側の山梨県の丹波山村の山は東京都の所有で、東京都水道局が管理する森林の内半分以上は山梨県側にある。

小菅村や丹波山村は山梨県の村であるにもかかわらず下水道普及率が高く、特に小菅村の水洗化率は100%だと言う。
これは多摩川水系の水源を守るための東京都の施策で、東京都の現在の水資源確保は約100年も前に尾崎行雄が将来を見据えた決断から生まれたものだった。


当時の東京市長・尾崎行雄が水源地踏査をしたのは明治42年で、小河内ダム(奥多摩湖)ができたのは、踏査から48年後の昭和32年の頃であった。 

尾崎行雄の先見の明がばければ、今日がなかったことにもなる。
一人の人間の英断がかくも貴重なものであることを示す顕彰碑だった。


次回、「尾崎行雄




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