2012-06-09(Sat)

南ア・鳳凰三山紀行(24) 「地蔵岳」

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南ア・鳳凰三山紀行(24) 「地蔵岳」





指導標識(鳳凰小屋の近くに立つ)




未だ夕刻前なのでこの後、天気も先ず先ずなので相棒と相談して「地蔵岳」まで空身で往復することにした。
小屋を出て真西へ、再び疲れた身体に鞭打ってひたすら登る。
青空が見えていたが、やはり地蔵岳までの登りはきつかった。
歩き疲れた足は、更に400メートル近い高度を登るのに、遅々としてはかどらなかった。御座石鉱泉から地蔵岳まで1700メートルの高度差を考えると、足の重いのも無理はない。

樹林帯を抜けて白砂のザレに出ると、紺碧の青空にオブジェのような花崗岩がそそり立っていた。
砂礫に足を取られながら巨岩を目指す。
観音岳の勇姿が一段と高く見える。
先ず、地蔵岳と赤抜沢ノ頭へのシラビソの多い樹林の道を稜線へ向けて登る。
30分ほど歩くと樹林が薄くなり、木々の間からオベリスクが見え始める。

上空の雲は晴れ始めていたが、後ろを振り返ると雲海が綺麗だ。
足元は砂地となり、賽ノ河原へと差し掛かる。
砂山の高度を上げるに従ってオベリスクが迫ってくる。
覗ったところ右手地蔵岳まで険しい岩峰が連続して不気味である。
鳳凰小屋から1時間かかって地蔵岳の巨岩、オベリスクの基部に至った。



後ろを振り返れば観音岳の左側に富士山がはっきりと見え始めた。
賽ノ河原を登りきると一面に地蔵が並んでいる。地蔵群の後ろには地蔵岳(オベリスク)がある
地蔵岳の左手には地蔵群の向こうに甲斐駒が少し雲をかぶっているが見えている。

徐々に急登から花崗岩が砕けた砂岩地帯に入ってくる。
木々を抜けると先にはオベリスクが強烈な形をしていてすごいの一語、しかも、でかい。
道はかなりの傾斜の砂場で歩きにくいことこの上ないが、一歩一歩、砂の足元を踏みしめながら高度を稼いでいく。
さすがに空身とはいいながら強烈なアルバイトをした後の急坂である。
急傾斜の砂場を登りきると地蔵岳の基部で、鳳凰小屋からキッカリ55分で地蔵岳に到着した。
そこには別天地が広がっていた。
そして、この山系の代表格である地蔵が、その特異な姿を誇らし気に見せる。
左の赤抜沢の頭から東斜面は樹林、西斜面はざっくりと切り落としたような花崗岩という特異な山様をしているが、それ以上にオベリスクと形容される地蔵の岩尖塔にはとてもかなわないであろう。
いかにもアルペン的、かつ宗教的な雰囲気が漂い、尖塔を形作る岩組みは、人工的に組み上げられた物でないだけに、一層、光背を持つ尊厳な石仏の重なりに見えなくもない。



次回、「賽の河原





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