2012-12-15(Sat)

霊峰・日光の山々(21)女峰山 「行者堂」

.




 霊峰・日光の山々(21)女峰山 「行者堂」  .




行者堂





日光山内の神聖な地域、その二荒山神社の脇の道を15分ほど登って行くと、一段高いところに、或るお堂(行者堂)があった。

お堂は行者堂といい、日光の修験道の修行場として建てられた切妻造りの簡素な建造物であり、間口1間、奥行き3間ほどの造りである。

行者堂の前には、哀れにも首が欠けた石仏が4体あり、お堂の中を覗くと左手に杖を持ち高下駄を履いた「役小角」が対座していた。


お堂のはっきりした年代は不明だが、記録によると1575年(天正3年)、桜本坊宗安によって再興されたと伝えられていて、1990年(平成2年)に改築されて、現在に至っているという。

本尊は、奈良時代の修験道の祖、「役小角」(えんのおづぬ)であり、役行者が非常に健脚であったので、足が丈夫になるようにとの信仰があり草鞋等が奉納されている。
栃木県の文化財に指定されている。



因みに、 修験道は、山を神として敬う古来日本の山岳信仰と神道、仏教、道教、陰陽道などが習合して確立した日本独特の宗教である。 

奈良時代に成立したとされ、開祖は役行者(役小角)とされていて、熊野の修験道が有名ですが、その他にも出羽三山、英彦山など各地に修験の霊山がある。

上記の三山は、江戸時代には出羽三山は東国三十三ヶ国総鎮守とされ、熊野三山は西国二十四ヶ国総鎮守、英彦山は九州九ヶ国総鎮守とされて、共に「日本三大修験山」と称せられた。

無論、日光の修験道は男体山を開いた勝道上人が始めたと伝えられていて、男体山や女峰山などの日光連山ばかりでなく、足尾の庚申山、近くは鹿沼市の古峰ヶ原や栃木市の出流山などにも修験の場となっていたようである。


尚、行者堂を右手に行くと、瀧尾神社という古社に通じている。
日光二荒山神社の別宮で、日光山の中心として栄えた神社とされて、本宮、新宮(二荒山神社)とともに日光三社と呼ばれていた。

祭神は田心姫命(女峰山の神)で、神体山・女峰山(2483m)を遥拝する神社でもあり、明治の神仏分離までは楼門に空海の筆といわれる「女体中宮」の額が架かり、仁王像が置かれていたと言う。

弘仁11年(820)弘法大師により創建したとされ、現在のは正保3年(1646年)の建立とされている。
社殿後方に、女峰山を遥拝する樹齢300年の三本杉がある。


次回、「滝尾神社





【小生の主な旅のリンク集】

《日本周遊紀行・投稿ブログ》
GoogleBlog(グーグル・ブログ)   FC2ブログ   C・掲示板   FC2 H・P   gooブログ   yahooブログ

《旅の紀行・記録集》
「旅行履歴」
日本周遊紀行「東日本編」   日本周遊紀行「西日本編」   日本周遊紀行 (こちらは別URLです)  日本温泉紀行 

【日本の世界遺産紀行】
北海道・知床   白神山地    紀伊山地の霊場と参詣道   安芸の宮島・厳島神社   石見銀山遺跡とその文化的景観   奥州・平泉

東北紀行2010内陸部    ハワイ旅行2007   沖縄旅行2008   東北紀行2010   北海道道北旅行   北海道旅行2005   南紀旅行2002


【山行記】

《山の紀行・記録集》
「山行履歴」   「立山・剣岳(1971年)」   白馬連峰登頂記(2004・8月)   八ヶ岳(1966年)   南ア・北岳(1969年)   南ア・仙丈ヶ岳(1976年)   南アルプス・鳳凰三山   北ア・槍-穂高(1968年)   谷川岳(1967年)   尾瀬紀行(1973年)   大菩薩峠紀行(1970年)   丹沢山(1969年)   西丹沢・大室山(1969年)   八ヶ岳越年登山(1969年)   奥秩父・金峰山(1972年)   西丹沢・檜洞丸(1970年)   丹沢、山迷記(1970年)   上高地・明神(2008年)

《山のエッセイ》
「山旅の記」   「山の歌」   「上高地雑感」   「上越国境・谷川岳」   「丹沢山塊」   「大菩薩峠」






スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

コメント

FC2カウンター
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
旅と登山の検索コーナー
カスタム検索(サイトに合わせた検索結果を表示)
フリーエリア
【関連リンク情報】
最新記事
カテゴリ
プロフィール

orimasa

Author:orimasa
いらっしゃいませ・・!
「日本周遊紀行及び旅の記録」
にようこそお越しくださいました、
心より歓迎申し上げます。
タイトルの如く、主に日本各地を
巡りながらの情報ブログです。
記事はすべて、管理人自身が
独断と好みで調べたものです。
時々、誤認情報が生じる場合も
ございますので
あらかじめご了承下さい。

では、ごゆっくりどうぞ。




神奈川県厚木市
男性
ベテラン年代