2013-01-05(Sat)

霊峰・日光の山々(30)女峰山 「箱石金剛」

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 霊峰・日光の山々(30)女峰山 「箱石金剛」 





シラビソ樹林帯の「箱石金剛」




木陰で休息の後、体調もやや回復してきたのでとりあえずは前女峰方面へ。
谷あいから、そよ風が吹き上がってきて、幾分涼しい感じがするが、やはり、夏の光が容赦なく身体を苛む。
本日は視界良好なれど、余りの良すぎるのも困ったものだ。

暫くは、雲竜渓谷の縁を歩むようになり、正面には赤薙山から女峰山へと続く、アルプス的な稜線が豪快に見えている。

いよいよ、密度の濃い等高線は、聳え立つ急斜面の印で有り、中盤以降の正念場でもある。
心臓に負荷がかからぬよう、ゆっくりと這い上がる。
樹林帯の中、ほぼ45の急斜面を、時には四つん這いになって、ジャングルジムよろしく、攀じ登るように進む。



前女峰とその左奥に女峰山の山頂部が姿が次第に迫力をもって迫ってくる。
100メートルほど急登すると、尾根の左手をトラバースして進むようになり、15分ほどで再び尾根上に戻ると、そこからは根と岩が露出し足場の悪いところをしばし登らされる。

またまた左手に青々とした田母沢の源頭部が広がる。
更に、植生も次第に変化して、2000mを超えるとシラビソの木々の中をジグザクに登るようになり、イワカガミの群落が多くなってくる。


すると間もなく、「箱石金剛」という、妙な名前に取り付き、そこには小さな石祠が祀って有る。


「金剛」と言うと、先ほど通過した地に、「白樺金剛」というのもあった。 更に、赤薙山山麓には「焼石金剛」というのもある。
確か、仏教的な意味合いがあるのだろうと思い、チョット調べてみたが、「金剛界」というのがあり、広辞苑によると、「密教で説く両部・両界の一、大日如来を智慧の方面から明らかにした部門。大日如来の悟りの智慧は堅固で、一切の煩悩を破る」
とあり、悟りの境地、結界を表しているようだ。


山岳修行僧が、山中を駆け回り、高くて峻険な山に登る時、歩く距離が長いほど、又、高度を上げるほど、悟りの世界に近づくとされている。 

女峰山への行者道は、第一の金剛界が白樺金剛であるし、そして第二の金剛界が、或いは箱石金剛なのかもしれない。

付近には、「苦しけり、されど登りたし」という標識も立っていた。


次回、女峰山 「女峰山





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