2009-07-10(Fri)

立山・剱岳「天の記」(7) 「立山カルデラ」  

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弥陀ヶ原
立山カルデラ
写真:弥陀ヶ原
写真:立山カルデラ(龍王岳付近から湯川谷を望む、正面は鷲岳、鳶山)


立山・剱岳「天の記」(7) 「立山カルデラ」     

それにしても弥陀ヶ原は見渡す限りの広大な草原である・・?!、
日本海側の気候の影響を受ける弥陀ヶ原は、ご存知冬には大量の降雪があり、夏には融雪によって大量の水が台地に残り、非常に長い年月をかけて現在のような高層湿原地帯を造られたという。 
元々、この台地は約10万年前からの立山の火山活動によって大量の火砕流が流れ出し、それが周囲を埋め尽くして出来た地盤で、広大な火山性の高原台地ともいわれる。
だが、立山・弥陀ヶ原は火砕流だけでなく噴火による溶岩流も確認され、現在では「侵食カルデラ」であると考えられている。

カルデラ周辺部には弥陀ヶ原を生成している火山性特有の柱状節理があり、カルデラ内には多数の爆裂火口もある。 連峰山麓に点在する雷鳥沢の地獄谷、ミクリガ池やミドリガ池といった火口湖も爆裂火口の一部ともいわれる。 そして、爆裂火口最大のものは常願寺川源流部、龍王岳から鳶山山系の西側で現在の湯川谷辺り一帯がそうである。 爆裂火口の陥没地帯は弥陀ヶ原の追分地区にある弥陀ヶ原ホテルから歩いて数分のところに、これらの景観が一望できる「カルデラ展望台」がある。

普通、カルデラというと阿蘇外輪に見られるように真ん中がくぼんでいて,周りが土手状の山に囲まれているイメージであるが,ここではその一片が侵食されて削られ、カルデラの中心から川が流れているという崩れた形になっている。 所謂、常願寺川湯川谷あたりがそうである。
現在もこれらの地区は侵食が激しいようで、砂防工事が延々とされている。 大袈裟にいうと立山が無くなるまで土砂が流れ出し、麓に供給され続けるともいう。

1858年に発生した飛越地震(岐阜県・富山県を震源とする地震)によって、日本三大山岳崩壊と称される「鳶山崩れ」が併発した。 これにより、かつて常願寺川源流部、立山南西に聳えていた大鳶山と小鳶山は完全に崩壊し、立山カルデラに大量の土砂が流れ込んだ。 この土砂で、カルデラ内では立山温泉の温泉客と従業員が土石流により死亡している。 
カルデラで堰きとめられた常願寺川は2度にわたり決壊、富山平野に流れ込み、当時の石高にして3万石以上に相当する田地が土砂に埋まり、死者・流失家屋も多数発生するなど、大きな被害をもたらした。 現在でも流出が続いていて、これらの土砂が完全に流出してしまうと富山平野が全域にわたって埋没するともいわれる。 これほど大量の土砂が立山カルデラには残っているといわれ、常願寺川の上流、湯川谷渓谷では昔から現在に至るまで、引切り無しに砂防工事が行われている。

次回は、常願寺川「立山温泉」


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