2009-04-13(Mon)

相模の屋根:「丹沢物語」(4)

「表丹沢」

次に表尾根で人気の「塔ノ岳」であるが・・、
地図を見ても判るように山頂から登山道が網の目のようにというか、放射状のように敷かれている。
塔の岳は丹沢山麓の南側に面しており、山頂からは湘南海岸をはじめ、横浜や千葉、東京方面などの大パノラマを楽しむことができる。 

一般的な登頂ルートとしては、ヤビツ峠から表尾根を歩くことになる。
小生も何回となく歩いたコースであるが展望の良い、変化に富んコースで最も人気のあるコースであり、頂上は平坦に開けたところで山小屋も完備している。 
そして、帰りは大倉尾根を延々と山麓まで降ることになる。
逆のコースもそれなりに人気があるが、別名「バカ尾根」と呼ばれる関東圏でも屈指の急勾配で、標高差1,200メートルの尾根を延々と登ることになり、山頂まで優に3時間はかかる。
学生など山岳パーテーのトレーニング・ルートとしての人気もある。 

塔ノ岳の他の主要ルートとしては、南に連なる「鍋割山」(1272m)のコースも良い、又、本邦裾部へ大きく入り込む水無川(本谷沢)のコースも暑い盛りには良い、そのまま本谷を遡行するのも又、沢歩きとしても面白い・・、ただ本谷のコースはある程度の経験が必要である・・。

又、塔ノ岳の北方、徒歩1時間ほどに、その名も「丹沢山」が聳える、聳えるといっても峻峰ではなく、なだらかな山稜のブナ林に囲まれた静寂な山域である。
克って、この山域を歩いていて山道付近にて休憩している時、谷合・岩場付近に細かい葉を付けた“米ツツジ”のような這性の樹木を見て取れた。
気になったので後日、東部の唐沢川出合から塩水沢の林道をさかのぼり、ここから丹沢山に直登して先刻覗った岩場にまでいって確かめて観た。 
確かに「米ツツジ」(名前の如く小さなラッパ形の米つぶのような花を付け、ミニ盆栽的な風格を持っているツツジ)であった。

ツツジ科樹木の収集趣味のある小生にとっては、喉から手が出るほど欲しい樹木であった。自然を傷つける悪い所作とは知りながら数株丁重に戴き・・、又、丹沢山周辺、特に今登ってきた道のりには「シロヤシオツツジ」(特徴ある五葉の葉が出揃つてから白い清楚な花が咲く、大木になり木肌は松のような肌である)が群生していたので、ついでに小株を1本頂戴して山を降りた。
途中、車のガスが無くなったので煤が谷の部落で補給し車を走らせたところ、実はこれが運のつきであった。 途中で村の派出所の警察官に呼び止められ、樹木についての質問を受けてしまった。 更に、厚木本署まで連行されて尋問を受け、採取した樹木はすべて没収されてしまったのである。 
趣味によるもので悪質性は無いと見られ、書類送検はされなかったが、とんだ恥さらしで醜態を演じてしまった結末であった。
尚、米ツツジは正式名「箱根米ツツジ」といい、箱根連山、愛鷹山系など火山性の山の急斜面の岩場に群生、育成している。

次回は、「西丹沢」 


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