2009-07-24(Fri)

立山・剱岳「天の記」(19) 『山頂・天の記』 

ブロッケン
写真:ブロッケン現象

剣山頂1
写真:剱岳山頂の小生(昭和46年8月)


立山剱岳天の記」(19) 『山頂・天の記』   

剱岳山頂である・・!!、
信仰登山における本来の目的は、山中登行時の難行苦行や剣岳のような山岳そのものの峻険、険悪の様相が山の中に地獄を起想し、存在し、その地で修行としたことから始まったともされる。 しかし、山はそれだけではなく浄土があることも知らされる。 それは頂上に赴いて、山頂における無類の大景観に接したとき、そこには遠方、近方に大日如来や五色の雲に乗った阿弥陀菩薩が現れ、美しい交響楽を奏でることである。 人々は、神仏と大自然との接点に立ち、清浄の喜びに浸り、即ち、極楽の世界、宇宙の包容を感じ、観るのである。

好例として、「大日如来」とは密教でいう宇宙そのものと一体と考えられ、空海の開いた真言宗においても大日如来は宇宙そのものが神格化したものであり、一切のものは大日如来から出生するとされている。 
日本の山の山頂には大日如来が降り立ち、如来像を祀ったという伝説の山が数多く存在する。 極近くでは目の前に聳える立山の大日山系は、ここに大日如来像が安置されたことに由来している。 そして、この剣岳山頂の目の前に鎮座している今では朽ちそうな小さな祠は、或いは大日如来が安置されているのかも知れない・・?!。 因みに、立山(雄山)山頂の祠には、阿弥陀如来が祀られているという。
又、山の天辺で起きる「ブロッケン現象」と言うのがある。 太陽などの光が背後からさしこみ、影の回りに虹と似た光の輪となって現われる幽幻な現象で、これは阿弥陀如来が姿を現したものと考えられている。 

立山、剱に登ることの目的は、地獄、針の山など六道悪邪の世界を経ながら、しかもそれを脱し、清浄無垢なる極楽に至り、身も心も清められて、再び地上に生まれ変わることにある。 このこと自体が信仰山行、宗教登山とよばれる由縁で、立山信仰の根元でもあるる。 
我ら一般人が「山に登る」ということも、或いは、信仰という極めて清浄な気概が心の底に内奥しているのかも知れない・・!!。 地上の雑然たる穢悪(えお)の世界から、清浄なる聖地へ旅立ち、そして、山頂にて身も心も清められて、再び地上に生まれ変わるのである。


剣岳山頂の現実であるが・・!、
写真は、当時(昭和46年8月)の小生の剣岳山頂の様子である。
このような状態では大日如来や五色の雲に乗った阿弥陀菩薩が現れることは無理であった。 想えば、今回の剣岳山行は針のような風雨に晒され、苛まれ、それは麓に下山するまで治まらなかった。 所謂、剱岳は俗に言われた“地獄の山”、“針の山”を地でいっていて、最後まで我らに向かって対峙したのであった・・!。 南無さん(山)・・!!。
さて普通、山頂に到って其の想いが尽きぬのが山登りの醍醐味の一つでもあるが、だが、今回のように風雨に見舞われて、最悪の状況も時としてある。 そんな時は、一時の山の想いにも耽ることもなく、潔く、再来を期して早々に山を降りるのみである。 
状況下、直ちに剣岳山頂を後にするが、実は直後に風雨の中、思いもかけぬ事が起こってしまったのである・・!!。

次回、恐怖の下山


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好例として、「大日如来」とは密教でいう宇宙そのものと一体と考えられ、空海の開いた真言宗においても大日如来は宇宙そのものが神格化したものであり、一切のものは大日如来から出生するとされている。 
日本の山の山頂には大日如来が降り立ち、如来像を祀ったという伝説の山が数多く存在する。 極近くでは目の前に聳える立山の大日山系は、ここに大日如来像が安置されたことに由来している。 そして、この剣岳山頂の目の前に鎮座している今では朽ちそうな小さな祠は、或いは大日如来が安置されているのかも知れない・・?!。 因みに、立山(雄山)山頂の祠には、阿弥陀如来が祀られているという。
又、山の天辺で起きる「ブロッケン現象」と言うのがある。 太陽などの光が背後からさしこみ、影の回りに虹と似た光の輪となって現われる幽幻な現象で、これは阿弥陀如来が姿を現したものと考えられている。 

立山、剱に登ることの目的は、地獄、針の山など六道悪邪の世界を経ながら、しかもそれを脱し、清浄無垢なる極楽に至り、身も心も清められて、再び地上に生まれ変わることにある。 このこと自体が信仰山行、宗教登山とよばれる由縁で、立山信仰の根元でもあるる。 
我ら一般人が「山に登る」ということも、或いは、信仰という極めて清浄な気概が心の底に内奥しているのかも知れない・・!!。 地上の雑然たる穢悪(えお)の世界から、清浄なる聖地へ旅立ち、そして、山頂にて身も心も清められて、再び地上に生まれ変わるのである。


剣岳山頂の現実であるが・・!、
写真は、当時(昭和46年8月)の小生の剣岳山頂の様子である。
このような状態では大日如来や五色の雲に乗った阿弥陀菩薩が現れることは無理であった。 想えば、今回の剣岳山行は針のような風雨に晒され、苛まれ、それは麓に下山するまで治まらなかった。 所謂、剱岳は俗に言われた“地獄の山”、“針の山”を地でいっていて、最後まで我らに向かって対峙したのであった・・!。 南無さん(山)・・!!。
さて普通、山頂に到って其の想いが尽きぬのが山登りの醍醐味の一つでもあるが、だが、今回のように風雨に見舞われて、最悪の状況も時としてある。 そんな時は、一時の山の想いにも耽ることもなく、潔く、再来を期して早々に山を降りるのみである。 
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