2012-07-11(Wed)

南ア・鳳凰三山紀行(45) 「杖立峠、大崖頭山」

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南ア・鳳凰三山紀行(45) 「杖立峠、大崖頭山」 .



杖突峠の標識



突からの下山道





カモシカを見送ってからは、登山道も平穏になってきて極めて歩きやすい。
ユルーイ上り坂の後、ちょっと見晴らしが良くなり、岩と木々が庭園のように見えなくもない二重山稜の基部にあたる杖立峠へ到着する。
このあたりはシロバナノヘビイチゴ(?)の花がたくさん見られた。 肝心の苺平では未だ若い芽葉だったが、さすがにこの辺りでは季節も幾分早目に進んでいるのだろう。


やや薄暗い樹林の中に、苺平より一回り大きい鉄パイプを大きな四面体状に組んだモニュメント標があり、そのすぐ横に『南アルプス国立公園 杖立峠 「夜叉神峠40分 苺平(辻山)2時間30分」』と書かれた指導標が立っていた。
「エッ、この指導標の時間、おかしくない・・?」
現に、普通に歩いて(降って)きて、1時間半もかかってなかったよ。 地図を見ても2時間の登りである。
一方、下りの夜叉神までは駆け足で40分、早足で1時間、普通に歩けば1時間半程度はかかるんじゃん。
いずれにしても、この後、夜叉神までは真面目に・・?降って、1時間少々の所までやってきたのである。


杖立峠(2177m)の直ぐ横のコンモリしたところのピークが「大崖頭山」(標高 2186m)という。 
杖立峠から直ぐ上に向かっている高みが大崖頭山で、最高地点の三角点は更に最高地点の数百㍍先の小山にあるらしい。 ちょっと見た所では、藪も全くなく薄い踏跡が付いている様だった。



この辺りまでくだるとシラビソ・コメツガも緑も濃く、天気は相変らず青空と白雲の取り合わせ、展望は木の枝越しに白根三山がチラチラ。
早朝から鳳凰三山ほ越えての長丁場、そろそろヘタリがやってきそうな体調なので、こちらで最後の大休止を取る。


一服しているところへ、10人程度の高校生らしい若者パーティが一列で登ってきた。 小柄な女性も大きなザックを担いでいて、我等の直ぐ近くで息を吐きながら背荷物をおろしていた。
それとなく、「大きいね、今日はテント暮らしかな・・?」と尋ねると、
「あ、はい。」と照れくさそうに、「この先の御室小屋で、張るつもりです」という。
「あそう、先ほど一服入れたところだが、小屋の直ぐ横で、水場も近くいいとこですよ」と返してやると、付近の男性陣も振り返り、
「有難うございます」と丁寧に礼を返してきた。
 
その後、夫婦の方であろうか、中年の二人ずれ登山者がやってきて、彼らから
「この先で白峰三山の展望の良いところはないですか・・?」と聞かれたので、
「はい、良い所ありますよ。 この先、15から20分程度行った所に、草原の展望の良い所が有ります。 白峰三山が目の前で絶景ですよ」
「そうですか、じゃ、そこまで進めようか」と、相方に耳打ちしていた。
「どうも有難うございました」といって、去っていった。

小休止して、いよいよ最後の下りである。
杖立峠の標高が2177m、夜叉神峠が1770mで、峠までの標高差が400mの降りである。

木立越しの白峰三山方向はガスが昇り、稜線のみが見える程度。



次回、 「夜叉神峠



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南ア・鳳凰三山紀行(45) 「杖立峠、大崖頭山」 .



杖突峠の標識
-杖突からの下山道

カモシカを見送ってからは、登山道も平穏になってきて極めて歩きやすい。
ユルーイ上り坂の後、ちょっと見晴らしが良くなり、岩と木々が庭園のように見えなくもない二重山稜の基部にあたる杖立峠へ到着する。
このあたりはシロバナノヘビイチゴ(?)の花がたくさん見られた。 肝心の苺平では未だ若い芽葉だったが、さすがにこの辺りでは季節も幾分早目に進んでいるのだろう。


やや薄暗い樹林の中に、苺平より一回り大きい鉄パイプを大きな四面体状に組んだモニュメント標があり、そのすぐ横に『南アルプス国立公園 杖立峠 「夜叉神峠40分 苺平(辻山)2時間30分」』と書かれた指導標が立っていた。
「エッ、この指導標の時間、おかしくない・・?」
現に、普通に歩いて(降って)きて、1時間半もかかってなかったよ。 地図を見ても2時間の登りである。
一方、下りの夜叉神までは駆け足で40分、早足で1時間、普通に歩けば1時間半程度はかかるんじゃん。
いずれにしても、この後、夜叉神までは真面目に・・?降って、1時間少々の所までやってきたのである。

杖立峠(2177m)の直ぐ横のコンモリしたところのピークが「大崖頭山」(標高 2186m)という。 
杖立峠から直ぐ上に向かっている高みが大崖頭山で、最高地点の三角点は更に最高地点の数百㍍先の小山にあるらしい。 ちょっと見た所では、藪も全くなく薄い踏跡が付いている様だった。

この辺りまでくだるとシラビソ・コメツガも緑も濃く、天気は相変らず青空と白雲の取り合わせ、展望は木の枝越しに白根三山がチラチラ。
早朝から鳳凰三山ほ越えての長丁場、そろそろヘタリがやってきそうな体調なので、こちらで最後の大休止を取る。


一服しているところへ、10人程度の高校生らしい若者パーティが一列で登ってきた。 小柄な女性も大きなザックを担いでいて、我等の直ぐ近くで息を吐きながら背荷物をおろしていた。
それとなく、「大きいね、今日はテント暮らしかな・・?」と尋ねると、
「あ、はい。」と照れくさそうに、「この先の御室小屋で、張るつもりです」という。
「あそう、先ほど一服入れたところだが、小屋の直ぐ横で、水場も近くいいとこですよ」と返してやると、付近の男性陣も振り返り、
「有難うございます」と丁寧に礼を返してきた。
 
その後、夫婦の方であろうか、中年の二人ずれ登山者がやってきて、彼らから
「この先で白峰三山の展望の良いところはないですか・・?」と聞かれたので、
「はい、良い所ありますよ。 この先、15から20分程度行った所に、草原の展望の良い所が有ります。 白峰三山が目の前で絶景ですよ」
「そうですか、じゃ、そこまで進めようか」と、相方に耳打ちしていた。
「どうも有難うございました」といって、去っていった。

小休止して、いよいよ最後の下りである。」
杖立峠の標高が2177m、夜叉神峠が1770mで、峠までの標高差が400mの降りである。

木立越しの白峰三山方向はガスが昇り、稜線のみが見える程度。



次回、 「夜叉神峠



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2012-07-10(Tue)

南ア・鳳凰三山紀行(44) 「ニホンカモシカ」

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南ア・鳳凰三山紀行(44) 「ニホンカモシカ」 .




苺平からの道


ニホンカモシカの写真


ツガイの「ニホンカモシカ」が、我等の進んでいる登山道の左側から道ふきんに降りてきて、道からチョット反れた林の中で草を食べ始めた。 
我等を注意しながらも、恐れることなく、こちらを眺めながらゆっくりと草を食べている。


小生は、地元・・?の丹沢では野生の鹿(ニホンジカ)に何度も遭遇し、(実は増えすぎて困っているらしいが)又、北海道・知床ではエゾシカが車道に出てきて草を食んでる姿を見たことはあるが、こんなに間近で、じっくりと特別天然記念物のカモシカ(ニホンカモシカ)と対面したのは初めてである。



普通「ニホンカモシカ」は、草食の動物で、岩場や急傾斜の斜面のある森林に好んで生息している。
低木の葉、芽、小枝、花、実、それにササや草木を食べるが、主に早朝と夕方に採餌し、座り込んで休息しながら反芻していることが多い(衰弱していると間違えやすい)。

人が山の中で仕事をしていると岩角など見晴らしのよい場所に何時間も立ち、じっと見ていることがあるという(動けなくなっているわけではない)。
成獣の行動範囲は定まっており、定着性が強く、同じ場所でよく見られるという。


ニホンカモシカは、古くは狩猟対象であり食用とされていた。 
面白いのは、その味が(かも)のように美味だから「カモシカ」という説もある。 
又、谷間などを走っている様を上から見下ろすと、カモシカの背中の毛色が揺れ動き鳥が飛んでいるようにも見えたから、という説もある。

カモシカは好奇心が強く、ワザと人間を見に来ることもあると言うが、存外、登山道で見受けられるのはこのあたりが要因なのかもしれない・・?



昭和30年(1955)に現行の「文化財保護法」により特別天然記念物に指定され、カモシカ愛護思想の普及を図るなど大切に保護されてきた。
これにより最近では、その個体数が増加し、分布域が拡大するなど山麓部周辺や平野部でもカモシカが見られるようになっている。 

従って、山形県、長野県、岐阜県などでは、カモシカの増加によりその生息地に隣接するヒノキの造林地や農地で、カモシカによる食害が増えており、一部では大きな社会問題にもなっているともいわれるが・・?!。



次回、 「杖立峠、大崖頭山





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2012-07-03(Tue)

南ア・鳳凰三山紀行(43) 「辻山 苺平」

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南ア・鳳凰三山紀行(43) 「辻山 苺平」 .





苺平



苺平の方向標識(余りはっきりしない)




苺平からも、鬱蒼とした樹林帯で展望もなく、急勾配ではなくても延々続く九十九折(つずらおり)の下り坂。 
だんだん慣れてくると、少しずつテンポも上がって来る。
シラビソやコメツガの樹林帯を無言のまま降っていると、突然視界が広がった。
長道中の中の休憩敵地といったところである。


西側の展望が開け、白鳳三山の間ノ岳が真向いに見え、南アルプス一の巨漢ぶりをアピールしている。
白鳳三山は何度となく、見飽きるほど観てきたが、よく見ると移動するに従って姿、形が違って見え、又、別の感慨があるものだ。


気がつくと、ここだけがカラマツや落葉樹に変わっている。
後で気がついたが、この地は昭和36年の山火事で焼けた跡らしく、ガイドブックにも枯れ木があると書いてあったようだ。 
周辺は草原状になっていて野草も生い茂っているが、焼け跡らしい巨木の残骸らしいのも覗える。


山草はシナノオトギリ草が多く、ウスユキソウも見えていた。 
シナノオトギリの花に蝶々が多く舞っていた。 こんな高山地帯にも蝶々がやって来るのかと妙に感心する。

尤も、蝶の中には大陸横断する強者もいるそうで、この辺りまで上ってくるのも難しいことじゃ~ないのかな・・?
展望を楽しみながら、てふてふ(蝶々)に感心し、火照った身体を持参の冷水で冷ましてポケットの物を口に入れる。


再び出立である。
ゴロゴロした大きな石の登山道に変わる。

「苺平←→杖立峠」の道標を、苺平から30分位の所で見る。(標高約2285m)
杖立峠へのほぼ中間と行った所であろうか・・?

突然、登山道前方にガサゴソと音がしたので、もしかしたら熊と遭遇かな・・!!、一瞬ドキドキとしたが、そちらの方向を凝視するとカモシカの出現であった。 
ホッと安心しながら様子を伺うと、カモシカも同様に、今度は身動き一つせず、こちらを覗っている。
あまり警戒心もなくこちらを見ているのである。


すると今度は、登山道左側から別のカモシカが道に降りてきて、道から反れた林の中で草を食べ始めた。 たぶんツガイであろう・・?。
我等を注意しながらも、恐れることなく、こちらを眺めながらゆっくりと草を食べている。

地元・・?の丹沢では野生の鹿(ニホンジカ)に何度も遭遇しているが、(実は増えすぎて困っているらしいが)こんなに間近でゆっくりと特別天然記念物のカモシカ(ニホンカモシカ)と対面したのは初めてである。


次回、 「ニホンカモシカ




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2012-07-02(Mon)

南ア・鳳凰三山紀行(42) 「辻山 苺平」

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 南ア・鳳凰三山紀行(42) 「辻山 苺平」  .




水場が直ぐ前にあった南御室小屋なので、昼食を摂りながら大休憩の後、苺平方面に向けて出発する。
小屋を出た後は緩やかではあるが上りである。
お腹がいい加減であるのとチョット一杯入っているので、ここへ来ての登りはチトきつい。
横腹に異常をきたさない様に、ゆっくりユックリ歩を進める。



一登りした後は今度は有難いかな、殆ど 水平の登山道を往く。
樹林帯に覆われてまったく展望が利かなくなっている尾根筋の道であるが、小屋から苺平に向かう途中1カ所だけ、奥秩父の山が望めるところがあった。
奥秩父の金峰山は、昨年末登ったばかりなので懐かしい。



針葉樹が鬱蒼としている辻山付近




水平を辿る道は、丁度「辻山」の山腹をショートカットのトラバースをしているようだ。
思ったとおり辻山への分岐の目印が記されている。
上方を覗ったところ、三角錐の山容をしているが樹林に覆われて展望は利かないようだ。
しかし、一応地図には「西側の展望あり」とありと記されている。
もう既に、我等にとってはもう眺望はどうでも良かった。 
美味しい所はとっくに充分に戴いたのだから。

因みに、辻山山頂の三角点で標高2584mであり、頂上は三山から正面の北岳をはじめ、威風堂々たる白峰三山の素晴らしい大展望が広がっているという



間もなく「苺平」へ到着。
苺平(2510㍍)には鉄パイプを四角に組んだ標柱があり、北西の南御室小屋を指す今にも朽ちそうな案内板が掲げてある。
背後に綺麗に枝打ちされた若木の樹林が広がっていた。

苺平からは千頭星山→甘利山から直接、韮崎へ到るバリエーションコースがあるよだが、道の状況は思った以上に荒れていて、予想以上の時間が掛かるらしい。


苺平というから周辺を眺めてみると、周辺に確かに未だ若い苺の葉芽が見受けられる。
「苺平」という名前の由来は、白やピンクの苺の花がそこかしこに咲いているといわれからという・・?。

ただし、こちらの苺は食用になる野イチゴとは異なり、シロバナヘビイチゴという品種らしい。 5~7月頃、真っ白い花がさりげなく咲き、山地や草地の日当たりのいい場所で白い花を咲かせ、赤い実を付ける。

ヘビイチゴと名が付いているがヘビイチゴの仲間ではなくオランダイチゴという仲間らしい。 
和名:白花の蛇苺

因みに、単なるヘビイチゴは毒があるとも言われているが、実際、毒は無いようで、黄色い花で丸い実を付ける。


苺平で一息入れて、出発進行・・!。 
まだまだ先は長いのである。



次回、 「辻山 苺平





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2012-06-30(Sat)

南ア・鳳凰三山紀行(41) 「南御室小屋」

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南ア・鳳凰三山紀行(41) 「南御室小屋」 .



-南御室小屋



-南御室小屋水場



森林帯に入って、更に、高度を下げ、次第に緩やかになったところで小服をする。
緩かった下りが再び急になり、暫くすると青い屋根の南御室小屋がみえだした。
ホッとする心地で、そのまま樹海の中を行くと間もなく南御室小屋へ達した。
この山小屋は林に囲まれた広場にあり、周囲はコメツガのうっそうとした樹林帯で、小屋周辺だけがポカンと切り開かれたような立地状態にあり、実に静かでいい雰囲気がある。
北アルプスの山小屋のような快適さは望めないだろうが、都会の便利さや喧噪を忘れるのにはよい所だろう。


小屋番さんであろうか、可愛らしい娘さんが、「いらっしゃいませ、きょうはお泊りですか?」 と声を掛けられた。
「いらっしゃいませ」・・?、
普通なら「お疲れさんです」、とか、「ご苦労さんです」とか言われるのだが・・?、まあいいか。
「いや、今、薬師方面から下ってきたところで、これから夜叉神方面へ参ります。 外でチョット休ませてください。」
「あ、そうですか、どうぞごゆっくり」
笑顔で応対してくれて とても感じのよい、やさしそうな娘さんであった。

南御室は、北アルプスに多い大型施設とは比ぶべくもない小さな山小屋である。
先程の薬師小屋と同一経営のようで、薬師小屋へ泊まる人は一度こちらで申し出てください、という意味の掲示がある。


ここで昼食の大休止。
小屋のすぐ前に水場があり、冷涼な沢水がポンプアップされて常時放水されている。
この上の薬師岳小屋には水がなかったし、更に稜線上は勿論、鳳凰小屋までないので、水はこちらで補給しなければならず貴重な場所である。
手をすすぎ、顔を洗い、更に、コッヘルに水を戴いて、お決まりのインスタントラーメンを作る。
ついでに気付けのためのウイスキーの水割りをあしらえてチビチビやりながら、アンパンをかじり、出来立てのラーメンをすする。
後は、コーヒーと軽いつまみと持参の果物で人心地がつく。
小生はタバコはやらないが、彼の美味そうな一服はことここでは納得できる。
決して内容は良くないが、大自然の中での至福の一時である。
小生が山好きになったのも、この所作が一つの要因かもしれない。
大休憩の後、南御室小屋を出発。


次回、 「辻山 苺平




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orimasa

Author:orimasa
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「日本周遊紀行及び旅の記録」
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心より歓迎申し上げます。
タイトルの如く、主に日本各地を
巡りながらの情報ブログです。
記事はすべて、管理人自身が
独断と好みで調べたものです。
時々、誤認情報が生じる場合も
ございますので
あらかじめご了承下さい。

では、ごゆっくりどうぞ。




神奈川県厚木市
男性
ベテラン年代