2009-04-24(Fri)

表丹沢:「丹沢山迷記(2)」

表丹沢:「丹沢山迷記(2)」

「水無川」について・・、
水無川は、表尾根の各峰を水源とする水域で水量も豊富であり、塔ノ岳直下の本谷をはじめ各支流は沢歩きでも人気がある。
その水無川は秦野市の中心を流れる。 
丹沢山系の「塔ノ岳」直下に源を発し、秦野盆地を潤し市街周辺の憩いの場所を提供している。盆地扇端部で流量の大部分が地下に伏流するため、以前はその名のとおり盆地内を流れる「水無」川だった。 
その為、この川の別称「砥川」(砥石のような石が河原に多かったため)ともいい、秦野市内にある「戸川」という地名の由来にもなっているという。
現在は、自然水やそこから流入する生活水流量は安定しているようである。

hadanokoen
写真:県立秦野公園


丹沢山塊から秦野盆地に注ぐ水無川、両側には「県立秦野戸川公園」広がる

また、水無川という名称は、弘法大師が関係している説もある。
弘法大師は旅の途中喉が渇いて・・、「この辺りに心の優しい人はいないものか・・?」と、わざと貧しい身なりをしてこの川の流域の住民に水を求めた。 水を求められた住民はその人が弘法大師とは知らず、貧しい身なりをしていたので水を与えなかったという。
「人の身なりで人を判断するとは何たる事だ・・!!」と怒った弘法大師は、この住民たちの生活用水である川の水を涸らしてしまったという。 そのため、この川に水が無くなってしまった、つまり「水無川」と言う名称が付いたとされている。
これは無論、伝説、逸話であるが、秦野市内には現在も弘法大師が修行したとされる「弘法山公園」や「弘法の水」、弘法の湯など、弘法大師に因んだ名称が多い。

弘法大師によって止められた水・・・??
水無川の伏流水は秦野駅近くから湧く「弘法の水」(雑誌などにも紹介されて有名です)など、丹沢の奥地から農家の庭先、街の中心を含め金目川や葛葉川、四十八瀬川、水無川一帯に点在する21ケ所から湧き出している。 
これらを「秦野湧水群」と呼び、昭和60年に日本名水百選に指定されている・・。
これも、善僧でなる弘法大師の置き土産であろうか・・。


花立山から塔ノ岳へ・・、

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写真:冬の名残の塔ノ岳山頂は、こんな感じ・・?。

さて、下山は「新大日の頭」から北側の「長尾根」に入った。
このコースは、ポピュラーな「表尾根」コースから外れており、尾根が北側に当たるためノッケから雪の量も大分多い。 しかも、トレースされていないため自然硬化した硬めの雪面を踏んで行くようになる。

雪除けのスパッツ、そしてアイゼンを装着してピッケルでバランスを取りながらの下山で、冬・雪山へ来てるんだという実感がこもり、嬉しい次第である。
雪庇による崩落やスリップ滑降に注意しながら夕刻の4時半頃には「札掛」に着いた。

次回に続きます・・、



2009-04-23(Thu)

表丹沢:「丹沢山迷記(1)」

「登山、丹沢山塊、東丹沢・山迷記」
「人気の表尾根から東丹沢の札掛けへ抜けてみたが、
その札掛けからの帰路、とんでもない事になってしまった。
初春の、サンサンと雪の降る夜だった・・。」


表丹沢:「丹沢山迷記(1)」

昔、夢中になっていた「山」に関する過去の雑記、メモを整理しながら記載しております。
お茶など出ませんが、同じ趣味、興味のある方は立寄って御覧ください。
現在と比較しながら眺めるのも一興でしょう・・。


山行日――――昭和45年3月8日~9日
天候―――――晴時々曇
ルート――――水無川本谷⇒源次郎尾根⇒花立⇒塔ノ岳⇒表尾根:新大日⇒長尾根⇒
札掛・・・・
同行者―――男性1人


水無川本谷より分かれて源次郎尾根に取り付いたのが午前9時頃であった。
急登を喘ぎながら登って、メインルートに到達したのが大倉尾根の堀山と花立の中間辺りであろうか・・。
この源次郎尾根にほぼ並行して花立山頂までロープウェイ架設の予定が有るらしく、現在調査用の仮ロープウェイが設置されていた。 
帰路に「富士見小屋」のオッサンに聞いたところ、「確かにあるらしい・・、だが、塔が岳の山頂近くまで道路開発の計画もあるらしいよ・・」と話していた、そして、「道路が出来たらロープウェイは採算が合わんズラ・・よ」とも・・。
後年、これらの計画はいずれも「自然保護運動」によって立ち消えになったらしい・

ロープウェイ構想とは・・?、
丹沢にロープウェーを建設するという話は、昭和47年2月、小田急電鉄が、秦野市の水無川上流の戸沢出合から塔の岳手前の花立まで、70人乗りのゴンドラで結ぶというロープウェー計画を発表した。
だが、発表になった当初から「ロープウェー構想」が山の愛好者や環境保護団体から不評だった。 
この時、荒廃する自然を守ろうという自然保護運動が高まり、丹沢自然保護協会や自然保護連盟は、「丹沢はすでに開発過度である。もう無理な観光開発は止めよ・・!」として小田急電鉄と県、秦野市に建設中止の要望書・陳情書を提出、後に県が着工に待ったをかけたため中止になった。

尚、大山にもロープウェー構想があったらしい・・、つまり、大山山頂までの「バリアフリー化」である。 このことも、地元の丹沢自然保護団体などに反対され御破産になっている。
大山は古来より山岳神道の根源地で、別名雨降山、阿夫利山ともいわれ、昔から霊山として信仰され畏敬されてきた。 大山のブナ林は「雨降木」とも呼ばれ、まさにご神木である。 かつて大山に東京電力の送電線関連施設が作られた時、「大山に角が生えた」と嘆きの声も聞かれたという。 しかも今回の発案者は行政であった。
バリアフリーとは、人間が作った人工的な障害を取り除くという意味で、自然破壊してまで、自由に往来できるようにするという意味ではない。
丹沢大山は国定公園であり・・、こんなことでは霊峰が泣く。

次回に続きます・・、

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