2010-06-06(Sun)

金峰山の奇跡; ;第二部:奇跡編(6)

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金峰山の奇跡; ;第二部:奇跡編(6)     


小生の神の手指は、スポンジのような柔肌、素肌に移動してゆく。
この時、さすがに緊張と或いは防御のためか動き始めた小生の右手首を彼女の右手がソッと抑え、握りかえしてきた。 
だが、これは静止を要求するものではないようだ。

手指は臀部から腰、そして腰のくびれを味わいながら最も柔肌のお腹の部分へと、感触を味わいながらゆっくりと移動してゆく。
彼女の淡い柔肌な皮膚の感触が、小生の脳天にビリビリ感じてくる。 
指先に全神系を集中させ、電気信号のように全身を通じて伝わってくるのである。


お臍の周りで少し遊んだ後、次に女の象徴でもあり、彼女の豊満な乳房めがけて這い上がろうとした。 
ところが、届かないのである・・!。 
小生は尚、近づこうと摺り下がり、彼女も同様に試みてはみたもののどうしても無理なのである。 
これは当然でもあった。
現実の彼女と小生の姿は、頭と脚部が逆さまの状態になっているための宿命でもあった。

遂には彼女自身も諦めたのか、小生の手首を握っている彼女の右手が強く、或いは柔らかく握り返し、
『こちらは無理よ・・、』
という拒否の姿勢を示しながら遮ってきた。

尤もで、この仕草は当然かもしれない。
乳房は女の第二の大切な部分であり、小生の手によって刺激され、揉まれ、弄ばれて遂には感極まり、冷静さ失って、悲喜的な嬌声を発っしてしまう恐れもあるのだ。
小生の神の手は心(心臓)の鼓動を感じながら、彼女の白眉の裸体を感じながら、抱くように静かに舞い下りていった。 

それにしても彼女の肌、否、女の肌と言おうか、その滑らかさ、弾力性、更にはハリやツヤのある肌合いは、目にすることは出来ないが透明感さえ感じるのである。
ハリがあり白く滑らかな美しい素肌は、女性の持って生まれた特有のものであり憧れでもあろう。 
彼女は、未だ赤ちゃんの肌のような素肌のままでいるような気もする次第である。


ところで先にも記したが、小生が女性の成人した生身の裸形をしみじみ観察したのは中学生の時で、それは半ば偶然の出来事であり、未だに脳裏に鮮烈に焼きついている。 
そして、あの時以来、これまた100パーセント偶然に近い状態で、今ここで、今度は盲目の世界で見ず知らずの女性の神聖な裸身を感受しているのである。 

何と有り難い事か、「有難い」とはそのものずばり「有る事が、難儀なこと」 、詰めて云うと生涯でもめったに経験出来ない稀有な事なのである。


彼女のボディラインを全身に受け止めながら、下腹部から女の大事な所へ至る。 
真綿のような恥毛が何とも可愛らしく、指でチョコット摘んでみた。 
彼女はピクンとしたしぐさをしたが特に嫌がってはいないようだ。 

そして、女の本当の大事な部分へ達した。 
手の指が微かに触れる位の感じで、そっと円を描くように撫で々々してやり、少しずつ密着させ、そして、時には刺激的に・・!。

手の指をその部分に当てたまま、暫らくジッーとしている。 
彼女の全神経がここに集中しているが如く、火照るように熱い。 
敏感な指先は察していた・・!、彼女の悦びの印であろうか、わずかに身体の分泌液で濡れているような湿り気が感じられる。

彼女の大切な大切な部分の更にその奥へ、指(中指)を当てがい、差し入れようとソット弄(まさぐる)ってみた。 
ところがこの段になって、彼女は身体を嫌々と捻って、完全に拒否の態度をとったのだ。 

そうかもしれない、小生の手や指は不潔で不衛生極まりないのである。
そして何より彼女自身、未だ異性を相手としていない「処女」なのかもしれないのだ。 
それは、もし深く侵入されて刺激された場合、どのような結果が待ち受けているか、彼女自身も不安このうえなかったのであろう。
大事な部分だけは、そう易々と侵入を許すわけにはいかないのである。 

小生は納得の合図をしてやった。 
彼女も安心したように再び安らいでいた。


つづく・・、



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2010-06-06(Sun)

金峰山の奇跡; ;第二部:奇跡編(5)

金峰山(きんぷさん)は、山梨県の中央、北部に位置し、長野県との県境にある標高2599mの山である。
金峰山山頂には、特徴的な五丈岩があり、山腹や山麓から見ることもできる。

この金峰山で若かりし頃、非常なる体験をした・・!。


鼓動が高鳴る“奇跡の体験”は、数十年以上も過ぎた今日でも、鮮明に記憶の隅に残っている。
それは、超混雑していた奥秩父の名山・金峰山の山小屋での出来事だった。
・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・
やがて、就寝の時間がやってきてランプの灯火が消され、騒がしかった人々が次第に睡眠の寂の世界へ向かいつつあった。
そんな中で、私には何かが起こりつつあったのだ・・!!


以下は本文へ・・、
☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆



 金峰山の奇跡; ;第二部:奇跡編(5) 


さて、間をおいて思案してから、こっそり「お礼の合図」を送ることにした。 
これはある意味の男としてのケジメであると自問自答しながら、小生の顔面前に横たわる彼女の長い脚部を、毛布の上から平手でトントンと軽く叩き、その後で柔らかく撫でるようにさすってやった。 
これは一か八かの彼女の反応を確かめるためのコンタクトでもあった。

果たして彼女の反応は・・?、

一瞬、彼女の足がピクッと動いた。 
これは是非を表すようなものではなく、女としての一種、条件反射のようなのかもしれない。 
やがて、彼女の反応は確かなものとして返ってきた。 
彼女の足が毛布と共に近寄ってきて、更に、手(足)繰りながら、小生の胸元から肩にかけてコンコンと三度ばかり柔らかく叩いたのである。 
小生は緊張の力みがスーと抜けていく感じになり、あらためて生暖かい血潮が動き出すのを覚える。
彼女から確かな返事、軽やかな合図がやってきて、甘ったるい無言の会話が成立し、それは叉、何かが起きることを期待しているようにも受け取れるのである。 
小生の胸には、次に何をしたらよいのだろうとする思案が去来する。 
こうなると人と人との信頼関係以上の、男と女の微妙な関係に近付きつつあるようにも想像されるのである。


何度も云うようだが、今現在、彼女と小生の向き関係は頭と脚が逆の状態であり、尚且つ、右横向きなので顔の前に彼女の脚がある。 彼女は斜め45度程度で小生と同じ向こう向きである。 
そして気のせいか、否、確かなところ彼女は身全体を、こちら側つまり小生に摺り寄せて接蝕させてきているのだ。

小生はチョコッと毛布をめくってみた、 彼女の足首は眼前にある。
これだけの山中へこの両足で身体を運んできたのである。 普通なら、本来なら大よその脚部は蒸れ蒸れの状態になって、足や靴下の臭みが感じられて当然である。 それが全く無いのである。 
女の身嗜み(みだしなみ)、身のまわりについての心がけとして、新鮮な靴下に履き替えたのだろうか・・?。


この頃になると一時の眠気はとうに吹っ飛び、今は体中の感覚と神経が激しく動き回っていて、思考回路をどちらに向かわせようか、そして最良の選択肢には何があって、どういう処理行動を起こすべきか、そして、そのことが彼女の思惑にどう結びつけるか、思案投げ首の瞬時であった。 
尚且つ、男としてどう行動し、どのような決着に至らせるかがポイントになりつつあった。


つぎに小生は心を決め、思い切って大凡(おおよそ)彼女が被っている毛布を、ソーッとこちら側に引き寄せた。 
つまり一枚の毛布に男女一対が収まるという、当初の形がほぼ出来上がったのである。 
そして、当初と決定的に異なるのは、男女間としての意思の通じ合い(意思疎通)が出来上がり、身体をほぼ密着しあっているのである。

小生は仰向けの形をとりながら、周囲には気づかないように摺り寄りで、若干身体を下の方へ移動させる。 左右状態はマグロの横並びよろしく、殆ど立錐の余地もないが、上下方向は荷物類が置いてあるため、多少の余裕があるのだ。

ソックスを着けてはいるが、彼女の可愛らしい足の平、つま先は、すでに小生の鼻の先にある。 
小生は思い切って彼女の足首あたりを右手でソックスの上からソーッと触り、次に握るような仕草をしてみた。

次回へつづく・・、
次の投稿は「連休明け」になります、お楽しみに・・!。




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2010-06-06(Sun)

金峰山の奇跡; ;第二部:奇跡編(4)

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金峰山の奇跡; ;第二部:奇跡編(4)   



月の光をところどころ受けている大部屋の雰囲気、様子は仄暗く(ほのぐらい)、ぼんやりとしか見えない。 

横になっていても、そこかしこから雑な声、ヒソヒソ話が暫らく続く。 だが、それも時間とともに次第に沈黙の世界に入り込んでゆく。 
時々、懐中電器の明かりがポッ、ポッと灯るが、本当の暗闇が辺りを支配するようになる。   
次には、周りから「いびき」の声も響くようになり、彼方より寝言のような“音“も聞こえ出す。 


夜も一層更けつつあるようだ。

小生と彼女は足と頭が逆さ状態で、所謂、上下逆さ寝である。 
そして、小生は左手が下になる所謂、左向きであり、彼女は背中越しに向こう向きのようである。 背中越しといっても実際は腰や臀部、お尻が接触しているのだが。
その背中越しの彼女は既に寝てしまったのであろうか・・?、 身動き一つしていないようだ。 
それとも緊張のせいで身体を硬くして横になっているのだろうか・・?、

今になって気が付いたが、小生には寝るとき一つの癖がある。 
小生の寝癖は幼少年の自分より右側の横向きにならないと睡眠に入れないのである。 
暫らくして、窮屈ながら身体の向きを少しずつづらして、寝返りをしなが仰向きから右横向きへと変えた。 
何とか果たせて、気が付くと毛布で囲ってはいるが、顔の正面には彼女の脚部がスラーと伸びている。
彼女は小生の動きに気が付いたらしく、身体の向きを少し変えて斜めの状態にした。 この状態だと小生の前の部分が、毛布越しに彼女の脇腰辺りに当たるようになる。 
それにしても彼女は眠ってはいなかったのである。 
正直な気持ち、何となくホッとする。

一時すると突然、彼女がモソモソと動き出して、毛布が小生の脚部、下半身に掛かってきたのである。 
もしかしたら彼女の夢の中の動作で、偶然に掛かってしまったのかなどと想像もした。 それにしては彼女の手に動きがあって、毛布を手繰(たぐ)っていたのに気がついていたのである。 
小生は一瞬何事が起きたのかなと気持ちが高ぶりドキドキとしたが、考えてみれば当たり前の行為だったのかもしれない。 

はじめ、概ね二人に1枚の割合で提供されたはずの毛布で、同僚の二人の女性に一枚、それにN嬢と小生に一枚与えられたはずであった。 だが、いくら混雑しているとはいえ見ず知らずの女性(女性側からは男性)と遭い合いの状態になるのは、お互い良心と羞恥心が許さないであろう。 小生は男気をだして、彼女にのみその毛布を与えたのであった。

そして彼女はそのことに気がついてか・・?、一人身だけの良さに遠慮、気兼ねしてか、後になって、こっそりと小生の下半身に掛けてくれたのだろう。 
それに、夜も更けゆく時間帯、いくら人息れ(ひといきれ・人が多く集まっていて、体の熱気やにおいが立ちこめること)があるにしても、冷え込んでくるのを覚える頃合なのである。 普通、人は下半身から冷えるともいう。

面と向かった普通の状態では成しにくいが、この暗闇の異常な状態であり、やはり気兼ねしながらも彼女の気配り、温か味が伝わってくるのである。
だが、これに対してお礼の言葉や返事が言い出しにくい状態なのである。


さて、間をおいて思案してから、こっそり「お礼の合図」を送ることにした。 
これはある意味の男としてのケジメであると自問自答しながら、小生の顔面前に横たわる彼女の長い脚部を、毛布の上から平手でトントンと軽く叩き、その後で柔らかく撫でるようにさすってやった。 
これは一か八かの彼女の反応を確かめるためのコンタクトでもあった。
果たして彼女の反応は・・?、

つづく・・、




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2010-06-06(Sun)

金峰山の奇跡; ;第二部:奇跡編(3)

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金峰山の奇跡; ;第二部:奇跡編(3)    


夜がいよいよ深まりつつあるようだ。 
僅かな月明かりが部屋に差し込んで、部屋の様子がほんのりと覗える。 
多分、表の天空は満点の星が輝いていることだろう。 明日の天気も約束さたようなものである。

そう、明日は同じルートを降りるだけであるが・・、そういえば彼女達は何処から登ってきて明日はどちらへ向かうんであろうか。 
このことに関しては何故か一切覗わなかったのであるが、ヒョッとしたら明日行動を共にするかもしれない。 そんな淡い期待を抱くのである。

眠気を感じたからといって未だ若き独身男性の背中越しに、これまた気品あるうら若き女性が体温を感じる程の密着しながら横になっているのである。 
何で単純に休めるものか、眠れるものか、否々、何やら気がトキメイテくるのを覚えるのである。 

これは「神」の悪戯か・・?

普通、特別な場合を除いて、こうやって若い男女が横になって寝ている姿というのは、夫婦もどきの恋人同士か夫婦の間柄のみであろう。 
勿論、小生にとっては初めての経験だし、横に居る彼女にとっても同様ではなかろうか。


ところで、小生にとって「女性」とは、今までどのような存在であったのか・・?、 
それは一種特別なるもの、畏敬なるもの、そして、神聖のような存在なるものと勝手に想像していた節もある。 
その1つの理由に、私は男兄弟の長男であり、身近に女性と気軽に話や喧嘩が出来る環境がなかったからと、勝手に理由付けしていたような節もある。 
物心ついてからも女性、異性、女を見る心の目は、憧れであり、心をときめかせるものであり、胸を膨らめせるものと勝手に解釈していたよでもある。 

それに、女性の体形、裸身というのが美しく、芸術品のように光り輝くものであることが、青春の1コマとして脳裏に焼きついていたことも事実である。 


それは、中学3年の或る盛夏の日、ある意味で好意を寄せていた大柄でバレーボール部のA子と教室で何気なく
「こんなにあづいひ(暑い日)は、海さでもいぎでな」と独り言のように何気なくいい、  すると
「んだな、 ああ、つれでってくれんならいっでもいいよ」と思いがけない返事が返ってきた。 
夏の海辺は、いわきの浜・小名浜海水浴場(当時、いわき市で前の磐城市)へ、ふとしたきっかけで海へ出かけることになった。 別段に泳ぐつもりは無かったが(当時、小生は水泳部)、当然のように二人とも水着の用意はしていた。 
焼きつくような砂浜である。 
「チョッと泳いでくっがんな」と小生が言いいながら、さっさとA子の見てる前で着替えを済ませると、 
「わだしも・・」といって、陸揚げされていた漁船の船陰で着替えを始めた。 
すると突然、、「チョッとバスタオル持っててくんちょ」と言う。 
確かに砂浜が途切れた向こう側では人の通りが結構あった。 
「でも俺にはA子が見えっちゃうよ」 
「んだな・・、 でもマーちゃん(本名・マサオ)なら見でもかんまねよ」という。(当時の故郷、福島県常磐市、現在のいわき市) 
既に裸の小生はチョッと吃驚(びっくり)し、躊躇(ためらい)いながらも、何食わぬ顔で彼女の身をバスタオルで隠しながら、実は、小生は彼女の“生着替えの一部始終と弾けるような裸身”を、当然のようにしみじみと目の当たりにしたのである。 
そして、彼女は少しも慌てる様子はなく、寧ろ、私に見せ付けるようにゆっくりと、楽しむように行っていたのである。 
彼女は既に15か16歳で、しかもスポーツで鍛えた立派な体形をした大人であった。 
真っ白い透き通るような全身の肌、可愛らしく盛り上がった乳房、それに、あの臀腰部の妙味なくびれ、女の裸身の不思議な構造体を目の前の存在として確認してしまい、脳裏に焼き付けてしまったのである。

普通の場合、女性が特異な状態になるときは男性にたいして敬遠し、警戒し、用心するのが当たり前であろう。 だが、この時ばかりは小生に対して信頼してか、もしくは幼い少女性からか、恥ずかしさ、照れ、はにかみ、きまり悪さといった心と体の微妙な部分を脇へおいて、全くのオープンだったのである。 
それとも余りの雄大な自然の中の一体として、お互い羞恥心や恥じらい、警戒心などは吹き飛んでしまったのであろうか・・?。 それこそ自然と一帯、自然のままの姿、行為に至ったのであろう。

だが、不思議なことにそれ以来、A子とは何事も無かったように普通の挨拶、普段の態度でお互い特別な感情は持たなかったようである。 実際、心の中は気になる複雑な気持ちはあったであろうが・・?。 
以来、彼女と小生は別々の進路、異なる社会へと進出していったのだが、あの時の一瞬の出来事は今も脳裏に付いて離れないのである。
しかし、残念ながらあの時以来、女性が身近に感じる機会、女が傍にいて許しあえる間柄、これら男女の微妙な関係は訪れていないのである。

こんな、少年時代のことを想いながら、山小屋の夜は深まっていった。


  つづく・・、




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2010-06-06(Sun)

金峰山の奇跡; ;第二部:奇跡編(2) 

【要旨文】

鼓動が高鳴る“奇跡の体験”は、数十年以上も過ぎた今日でも、鮮明に記憶の隅に残っている。 
それは、超混雑していた奥秩父の名山・金峰山の山小屋での出来事だった。
・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・
やがて、就寝の時間がやってきてランプの灯火が消され、騒がしかった人々が次第に睡眠の寂の世界へ向かいつつあった。
そんな中で、私には何かが起こりつつあったのだ・・!!

以下は本文へ・・、
☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆



金峰山の奇跡; ;第二部:奇跡編(2) 



大混雑の山小屋・・、

もう、これ以上に詰め込まれると仰向け寝とか、うつぶせ寝は、まず出来ないし、面積を取らないために、横向き寝のみだって有りうる。 
また、寝る方向も一方向でなく、頭と足を1人ずつ交互にするときもあり、自分の頭の両側は、隣人の蒸れた足を嗅ぐようにもなるという状態にもなりかねない。

今回は、其れほどでもないにしても、満員電車のように接触してしまい相手側の体温を感ずるようにもなる。 
私とN嬢の間にはそれに近い状態であったろう。
N嬢も、さすがに初めのうちは小生に気をつかってか、小さくなって横向きで背中を向けていた。
私が何とかうつ伏せになってゴソゴソ始めると、やはり、彼女もうつ伏せになって山での記録などを書き始めたようだ。 

小生は窮屈ながらも、頭のザックからウイスキーの小瓶と板チョコを取り出して舐め始めた。 
「チョコッとだけど食べる・・?、アッ、就寝前だから無理かな・・?」 別に駄洒落た訳ではないが、N嬢に聞いてみた。
「チョコッと戴くわ・・、」 と、これまた駄洒落た気持ちなのか、気兼ねの無い返事が返ったきた。 
このやり取りでお互いの気遣いや気兼ねがやや薄らいだようでもある。

「山は、ベテランなんですか・・?」 N嬢が聞く。
「それ程でもないです、 就職して間もなく会社の同僚に誘われまして4~5年くらいになりますか、 現在、東京大田区の多摩川の縁(へり)住んでいますので、丹沢山塊へはだいぶ通っています。 穂高とか八ッもやりましたけど、奥秩父は初めてです」
「あたし達は行楽のハイキング程度で、奥多摩や奥武蔵へ行きましたが、本格的な山歩きは今年の春・北八ヶ岳の天狗が初めてなの。 勿論、今回の奥秩父の金峰山は初めてですワ」

ウイスキーを舐めながら、とりとめのない山の話が暫らく続き、すっかり打ち溶け合ってしまった様子である。
そのN嬢の右肩は小生の左肩にピッタリ張り付いていて、時折、その内側へ入り込んでくる。 
思えば、通勤電車の非常に窮屈な座席に貴女子と隣り合わせたような感じであろう。


初めの頃、室内が不満の声や何やらで騒々しかったが、これもあきらめモードになってか次第に静まりつつあるようだ。 
小生も今日の記事を書き終え、ウイスキーの小瓶も半分くらいに消費したところで眠気をもよおしてきた。
そんな時、小屋の係り員が抜き足、差し足やってきて、カンテラの灯を落として行った。

「さー、そろそろ休みましょうか、私は頭と足を逆にして寝ますから、少しは楽になるでしょう」 何げなく三人グループに声をかけた。
「おやすみなさい・・、」 三人は横向きになって休みはじめた。

気が付けば布団は、はじめから部屋一面に敷いてあり、布団の上に毛布が各一枚置いてあった。 だが出入り口部分は布団が足りないようで畳に直に横になるようである、ただ、この箇所だけは毛布は優先的に1人につき一枚与えられているようだ。 

普通の状態での山小屋では、寝る布団は一人に1枚が基本であるが、だが混雑していたら1枚に2人以上のときもあるようだ。 そんなときは、先に毛布と布団を部屋一面に敷いておき、後は来た順から各自雑魚ね状態で、もちろん更に混雑のときは互い違いに寝るようになる。 
無論、男女の区分などの配慮は一切無く、これぞ男女平等を地でゆくようだ。 
何れにしても、混んでいるときは、狭くても寝袋を用意したほうが良さそうである。

われ等は幸い布団、毛布には有り付いたが、共に2人に一枚程度の割合であった。 
尚、大柄、小柄の人もいるので布団の境目などは関係無く、来た順から横になる、所謂、ランダム状態であった。

私は先輩らしく男気をだして毛布はN嬢に与えたやった。 
彼女はかなり恐縮していたようだが・・。

つづく・・、



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